[BOOKデータベースより]
Swiftは、金融機関の金融取引に関するメッセージ通信を国際的なネットワークによって提供する組織である。世界の210カ国以上の約1万1700行を結んで金融メッセージの通信サービスを行っている。また、100カ国以上で資金決済や証券決済のための市場インフラも支えている。本書は、Swiftの機能や仕組み、そしてその変貌や変革について幅広く論じた1冊である。
第1部 Swiftの基礎的理解(Swiftの概要;Swiftの設立と発展の経緯;Swiftの参加資格とガバナンス)
第2部 Swiftの仕組みとメッセージング・サービス(Swiftのネットワークとアクセス方法;Swiftのメッセージング・サービス;Swiftのメッセージ標準;Swiftメッセージに使われるコード体系)
第3部 Swiftの業務の広がり(証券業務におけるSwiftの利用;市場インフラにおけるSwiftの利用;事業法人によるSwiftの利用)
第4部 Swiftの変革(国際送金の改善に向けたSwiftの対応;トランザクション・マネージャー(TM)の構築;Swiftのセキュリティ対策の強化;Swiftにおけるコンプライアンス対策の強化;金融制裁におけるSwiftの利用;CBDCやトークン資産に対するSwiftの取り組み)
第5部 Swiftに対するオーバーサイトとコミュニティ活動(Swiftに対するオーバーサイト;Swiftのコミュニティ)
Swiftは、金融機関の金融取引に関するメッセージ通信を国際的なネットワークによって提供する組織で、世界の210カ国以上の約1万1700行を結んで金融メッセージの通信サービスを行っています。
本書は、Swiftの担当者の必読書として2009年7月に出版した『SWIFTのすべて』の改訂版として準備を始めましたが、この間のSwiftの変貌のあまりの大きさから、「改訂」の枠には収まりきらないことがわかり、新たに書名を『Swift』として、新たな書籍として執筆を進めました。それだけ、この15年間におけるSwiftの変化が著しかったということであり、このため内容的にはほぼ新規の書下ろしとなっています。
本書は、「Swift」の機能や仕組み、そしてその変貌や変革について幅広く論じています。Swiftに関する「必携書」や「基本書」として、金融機関においてSwiftに関連した部署にいる方々(資金決済部門、証券部門、国際部門、IT部門、企画部門など)や、Swiftパートナーとして金融機関のSwift利用をサポートしている方々など、わが国のSwiftコミュニティにおけるSwift理解の向上に役立つ1冊です。
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