- おばあちゃんのガールフレンド
-
サウザンブックス社 八木書店
台湾同志ホットライン協会 小島あつ子- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2024年11月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784909125552
[BOOKデータベースより]
台湾発、55歳から83歳まで17名の中高年レズビアンたちの多彩な青春。次世代に伝えたいありのままの声。
序章 中高年レズビアンの来し方を理解するために
中高年LGBTワーキンググループ(老同小組)の紹介
本書をお読みいただくにあたって
物語1 阿寶 大橋頭のイケメンたちの日々
物語2 黄暁寧 ハンサムな女プレスリー
物語3 阿松 限界を作らない人生、虹色の未来へ
物語4 漫漫 心を託せる愛情を待ち望む
物語5 郭姐さん 恋愛となると、渋くて格好いい 遊び人にはなりきれない
物語6 途静 平穏な暮らしを求めて旅する人生
物語7 紀餘 人生の後半に無限の可能性を秘めた新たな章が始まる
物語8 雲帆 同志(LGBT)人生百態を謳う
物語9 飛 新しい春への飛翔を期待して
物語10 梧桐 法で認められなくても、私とパートナーが堅持してきたこと
物語11 藍天 最高の自分になるために最善を尽くす
物語12 邑 家は巨大なクローゼットではない:自分らしく生きるまで
物語13 老骨頭 “ハンサムT×美人P”神話からの脱却
物語14 同 これからの人たちが苦労しないように
物語15 小月 異性恋愛結婚の中の“P”
物語16 子蓉 子供を養育し始めて、三人の心がひとつに
物語17 寒天龍 束縛から逃れて自由になりたい
編集後記 オールドレズビアンはどこにいるのか?
台湾発、55歳から83歳まで
17名の中高年レズビアンたちの多彩な青春
次世代に伝えたい、ありのままの声
2019年に同性婚が合法化された台湾。合法化に至る過程では、多くの若い当事者がカミングアウトし社会に可視化されると同時に、教育現場でもジェンダー平等教育が進められ、当事者たちの意識や社会環境には著しい変化が見られた。
その一方で中高年の当事者のカミングアウトはまだ少ないため、彼ら彼女らに対するイメージは固定化されがちでもあった。セクシュアル・マイノリティへの理解が不十分で嫌悪感情も根強かった時代に、不幸で孤独な日々を過ごしていたのではないかと思われているのである。
日本においても、セクシュアル・マイノリティに関するイシューで声を上げやすいのは若者世代であり、青少年支援の団体は広がりをみせているが、台湾と同様に、やはり中高年の当事者の存在は見えにくい。
しかしながら、本書に登場する17名のレズビアンを見ると、いかに多彩で豊かな人生を送ってきたのかがわかる。彼女たちの力強い存在が、次の世代にバトンを渡したことは確かなのだ。
著名な歌手、初期のレズビアン運動をリードした教員、結婚して子供がいる人、アメリカや日本で生活した人と、年齢層、社会階層、職業、生活地域の異なる17名のレズビアンの、次世代に伝えたいありのままの声がここにはある。
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