[BOOKデータベースより]
「勉強ができない」のは、怠けていたり努力不足が原因ではありません。知的障害でも、発達障害でもなく、制度の狭間にあって、福祉的支援を受けることが難しい若者や子どもが身近に存在します。
第1章 困っているのに助けてもらえない人たち
第2章 「境界知能」とは
第3章 境界知能は「発達障害」とどう違うのか
第4章 困ったとき、誰に相談すればよいのか
第5章 学校や会社でどんな支援が必要なのか
第6章 二次障害を防ぐためにできること
"★教師、支援者必読!! 見えにくい境界知能の特性と支援を「見える化」し、将来やりがいのある仕事に就くために★
○境界知能とは
医学的な定義はありませんが、IQが70から84の範囲にある人とされています。実行機能などの弱さがあり、学業面や生活面で困ることが出てくるという人たちが一定数存在しています。
〇「勉強ができない」
多くは、小学校低学年頃から、学校の勉強についていくのが難しくなっていきます。しかし、周囲からは単に「勉強が苦手」ぐらいにしか映らない場合が多く、教師や親からは「努力が足りない」「怠けている」とみられ、本人の自助努力に委ねられてしまうのです。
〇本人は深刻に悩んでいる
本人は「なぜみんなと同じようなことができないのか」と悩みながらも、なんとか周囲に追いつこうと頑張ります。それでもうまくいかなくて、友だちからはからかわれ、親からは叱られることが増えていき、メンタルヘルスの問題が生じる場合も出てきます。
〇制度の狭間にあり、支援が受けられない
知的障害や発達障害の場合は支援制度があり、認定があれば福祉的支援につながりやすいのですが、境界知能の場合はこうした制度的位置づけがなく、福祉的な支援を受けづらい立場にあります。
〇本書で伝えたいこと
わかりづらい、見えにくい境界知能の特性について、丁寧に詳しくお伝えします。
そして、障害者就労支援のエキスパートである梅永雄二先生が一番伝えたかったこと。それは「困難さを抱える人たちであっても、サポートがあれば自立して社会参加できる」ということ。本人の特性にあった、やりがいのある仕事をみつけて生涯安心して暮らしていくために、今から身につけたいスキルと具体的なサポートが本書にはたくさん盛り込まれています。
【目次】
第1章 困っているのに助けてもらえない人たち
第2章 「境界知能」とは
第3症 境界知能は「発達障害」とどう違うのか
第4章 困ったとき、誰に相談すればよいのか
第5章 学校や会社でどんな支援が必要なのか
第6章 二次障害を防ぐためにできること"""
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