- マイナーノートで
-
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2024年10月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784140819777
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[BOOKデータベースより]
ひそやかに奏でる想い、抱きしめた記憶―。子ども時代の素顔から、喪失のいたみ、次世代へのまなざし、後期高齢者の現実まで。自らの「夕景」を凛とした言葉で奏でた、待望の最新エッセイ集。
1 通奏低音(「父の娘」として;棄教徒 ほか)
[日販商品データベースより]2 インテルメッツォ(チョコレート中毒;寿司食いてぇ… ほか)
3 リタルダンド(被傷体験;娘が戦争に志願したら? ほか)
4 夜想曲(感情記憶はよみがえるか;手の年齢 ほか)
自らのうちに響く音色を自らの言葉で織り上げた、待望の最新エッセイ集
社会学者・フェミニストとして知られる著者は、切れ味鋭く社会を分析、「老後」への提言や人生相談、東大新入生への祝辞が話題となるなど、多くの読者の共感と信頼を得てきた。その明晰な「頭脳」は、どんな「感性」を併せ持っているのだろうか。その答えが本書には詰まっている。子ども時代の「宗教遍歴」や学生時代の鬱々とした日々、研究者への道のりといった「来し方」から、食の嗜好や山登り、観劇などの趣味、老いへの不安、次世代への思い、他界した先達への哀悼、喪失の哀しみまでを、低く静かな「大人の音色」で奏でた随想作品集。フェミニズムや介護といった研究領域、コロナや戦争といった社会の出来事にも触れつつ、自身の裡を流れる様々な音色を言葉に託していく。「考えたことは売るが、感じたことは売らない」とかつて豪語した著者も昨年、後期高齢者となった。気概はあるが、不安もある…。そんな著者が「奏でる」文章が、読み手の感情を揺さぶり、のちに深い共感をもたらす。人生の後半を視野に入れたすべての大人たち必読の一冊。