- デカンの風がやむとき
-
- 価格
- 2,310円(本体2,100円+税)
- 発行年月
- 2024年09月
- 判型
- B6変
- ISBN
- 9784863856400
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
ゲスト さん (ログイン) |
![]() |
オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)など在庫も充実
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
[BOOKデータベースより]
1 インド脱出、そして不確かな記憶(インド脱出;記録としての小文(1);数か月の日本滞在 ほか)
[日販商品データベースより]2 カルナタカ州へ再々赴任、そしてデカンの風がやむとき(デカンの風(六月);デカンの風(七月);COVID+ve ほか)
3 帰国から令和六年元旦まで(帰任して1;帰任して2;インドより奇妙な1 ほか)
空港に揺れる国旗はゆうゆうとデカンの風を手繰り寄せつつ
インド〓日本
無意識の混沌が押し寄せてくる
イメージと音による
シュルレアリスムの世界
――加藤治郎
【収録歌より】
目に見えぬものに追われて夕暮れの西ベンガルに息をひそめる
水差しの静けさだけを受け入れて僕は光とひとつになった
てのひらに僕の頭は支えられ喉にふくらむ粥の甘さは
地に落ちた蜻蛉の動く小刻みに蟻には蟻の歩幅があって
来た道もゆくべき場所も失って椎弓を這うデカンの風は