- モネと睡蓮
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ジヴェルニーの庭の小さなスパイ
世界文化社
ベアトリス・フォンタネル アレクサンドラ・ユアール 松井文恵- 価格
- 3,190円(本体2,900円+税)
- 発行年月
- 2024年10月
- 判型
- B4
- ISBN
- 9784418242191
[BOOKデータベースより]
印象派の画家で知られるクロード・モネは1890年代の終わりから1926年に亡くなるまで、ひたすら睡蓮の連作に専念しました。その作品の多くはパリのオルセー美術館、そしてマルモッタン・モネ美術館にコレクションされていますが、オランジュリー美術館にはその集大成として睡蓮のユニークな“大装飾画”が展示されています。いかにしてモネは睡蓮の世界に魅せられていったのか?どのようにして描いていったのか?たったひとりであの大作を…。そんな画家モネの晩年の日常をのぞき見している小さなスパイ。それが本書の語り手です。少々スリリングなストーリーに飛び込むことで、あなたもモネの絵の世界を再発見できるに違いありません。今まで知らなかったモネと睡蓮の物語を…。
パリ・オランジェリー美術館発、印象派150年の2024年誕生した絵本だそう。
クロード・モネの睡蓮の連作は有名だけに、興味深くセレクト。
ジヴェルニーの庭の小さなスパイ、という副題も意味深です。
実はこの副題の主が語り手という事で、
その正体を類推しながら、モネの様子を突かず離れずの距離感で観察できるのですね。
睡蓮を描くために、モネ自らが設計した池。
天気が良ければ朝から夕方まで、ひたすら没頭する様子はすごいです。
体調や家族の不幸、戦争など、たくさんの困難をも乗り越え、
ついに。
光と水の結婚式、という表現に震えました。
そして、スパイの正体。
その視点にも感謝です。
モネの睡蓮、じっくりと鑑賞してみたいです。(レイラさん 50代・兵庫県 女の子1歳、女の子0歳)
【情報提供・絵本ナビ】