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[BOOKデータベースより]
誰かの主観を押し付けられている、政治的中立性が損なわれているという不満が高まっている。しかし、“中立”とはどのような概念なのか。人は何らかの価値判断に立つことなく“中立”を実践することは何能なのか―。本書は、マックス・ウェーバー「価値自由」の受容と論争を辿り、混迷を極める現代政治の様態について考察する。ウェーバーは価値の多元性、対立の不可避性を指摘し、事実と価値を分離すべしとする「価値自由」を唱えた。こうした「価値自由」の理念を、社会学者・経済学者・政治学者たちはどのように解釈し議論してきたのか。歴史的検討を通し、“中立”という思想の核心に迫り、分断克服のヒントを探る。さまざまなオピニオンが交錯する現在の日本における、政治とコミュニケーションのあり方を、第一線のウェーバー研究者が問い直す。
第1章 価値自由とは何か―事実と価値を分ける
[日販商品データベースより]第2章 ウェーバーの時代―進歩の思想とポジション・トーク
第3章 一九三〇年代の方法論―「事実をして語らしめる」をめぐって
第4章 エートス論としての価値自由―安藤英治の「あとがき」
第5章 新自由主義者たちのウェーバー―自由経済と中立性
第6章 問われなくなる価値自由―イーストン、ロールズ、因果推論
終章 政治的中立の精神史
様々な意見が対立する今、政治的中立性を求める声が高まっている。しかし、「中立」とはどのような概念で、それを実装することは可能なのだろうか。マックス・ウェーバーの「価値自由」の受容と論争を辿り、中立とは何かを浮き彫りにし、現代政治の道筋を示す。