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- 知の典拠性と図書館
-
間接的知識の探求
- 価格
- 5,720円(本体5,200円+税)
- 発行年月
- 2024年09月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784621310113
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[BOOKデータベースより]
本書の原書名に使用されている“Second‐hand Knowledge”とは、主として文献や専門知識を有する他者から得られる間接的知識を指している。図書や雑誌記事・論文などの出版物は知識が記録されたメディアであり、図書館は図書や雑誌の提供をとおして人が間接的知識を得るための社会的装置である。インターネット上で提供される知識や情報が爆発的に拡大するなか、知識の典拠性(cognitive authority)と評価は一層重要となっている。本書は、現代的な視野狭窄を修正する役割を担う「情報学の古典的理論書」である。
1章 直接的および間接的知識
[日販商品データベースより]2章 知の典拠
3章 知識産業:質と流行
4章 知識産業:組織のもつ典拠性
5章 日常生活における知の典拠
6章 情報検索と知の典拠
知識を獲得する主要な方法の一つは,図書をはじめとする文献を参照する,あるいは読むことである。
本書の原書名に使用されている“Second-hand Knowledge”とは,主として文献や専門知識を有する他者から得られる間接的知識を指している。この間接的知識を獲得する主要な場が図書館である。それゆえ,間接的知識の獲得は,必然的に文献や図書館との関係において議論される。
文献であれ,他者からであれ,それらの知識資源から知識を獲得する場合,何らかの選択が働いているはずである。本書は,文献や他者という知識資源の典拠性(信頼性,妥当性,真理性等)を基礎に,その選択の問題に焦点をあてたものである。
21世紀になり,インターネットの匿名性と無典拠性が蔓延る現代の情報世界において,パトリック・ウィルソンが紐解いた「知の典拠性(Cognitive Authority)」はいっそう重要な概念として受容されている。