- 制裁
-
国家による外交戦略の謎
- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2024年09月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784560091296
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[BOOKデータベースより]
国際関係において、「制裁」は相手に負荷をかけることで譲歩を引き出し、国家の目的を達成するための手段である。なかでも頻繁に用いられる経済制裁は、国家や地域・国際機構などが主体となって行使される。近年では、自由や人権、民主主義といった普遍的な価値を蔑ろにする国家や企業、個人に対しても制裁が科されるようになってきた。なぜこれほど頻繁に制裁はおこなわれるのか。そもそも、その効果はあるのか。本書は、制裁に関する多くの謎に理論と実践の両面からアプローチし、複雑な国際関係をより深く理解するための一冊である。
国際関係理論と外交戦略の謎
[日販商品データベースより]第1部 学術的な議論と課題(経済制裁―「何を」「誰が」「なぜ」「どのように」;制裁は効くのか?―成功を測る;制裁の成否を説明する)
第2部 主なケース、理論、政策(歴史的視点―過去の制裁ケースからの教訓;アメリカ―外交戦略と国内政治;中国による制裁の行使;ソ連/ロシア―エネルギー・パイプラインとその他の制裁;国際連合と欧州連合―多国間制裁および地域制裁)
制裁理論と制裁政策
国際関係においては、他国に対する対抗処置としてしばしば「○○国への制裁」という言葉を耳にする。武力行使が国際法上禁止されている現在、制裁は相手に負荷をかけることによって譲歩を引き出し、国家の目的を達成するための外交手段として用いられてきた。
制裁措置のなかでももっとも頻繁に用いられてきたのが経済制裁であり、国家にとっては国益の保持・増大のため、国際機構にとっては国際秩序の回復・維持のための主要な手段になっている。
近年では、自由や人権、民主主義といった普遍的な価値を蔑ろにする国家や企業、個人を対象にした制裁もおこなわれるようになってきた。
なぜこうも頻繁に制裁は用いられるのか? 制裁とは、誰が、どんな目的を達成するために、どのような措置を使って、いかなる戦略のもとに科すのか、そして、そもそも効果はあるのか?――
本書はこれらの謎に理論と実践の両方からアプローチすることによって、外交政策としての制裁とりわけ経済制裁の評価を試みる。
制裁の理論的整理から過去の事例の概観、アメリカはじめ各国の詳細にわたるまで、はじめての制裁ガイドブック!