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[BOOKデータベースより]
本書は、安藤信廣氏の『中国文学の歴史 古代から唐宋まで』の後を承ける形で、それに続く時期の文学について論じるものである。ただ本書の内容は、安藤氏の前著とは異なる視点に基づくものになる。本書においては、白話を用いた文学がいかにして出現し、展開していくかを中心に追っていくことになる。それは、今日の「読書」がどのようにして生まれ、育まれていったかを追体験することにもなるであろう。戯曲・小説の創作が大いに盛んとなった元・明期を中心に、話し言葉で書かれた文学が生まれた金の時代から近代文学の誕生につながる清代までの文学を通観する。「全相平話」「四大奇書」「三言二拍」など、当時の作品から多数のエピソードを紹介し、そこから見える社会や時代背景を一つ一つ丁寧に読み解く、中国文学への恰好の入門書。
第1部 金・元の文学(白話文学前史;金の文学 白話文学の誕生;元の文学(一)曲の世界(二)白話小説の誕生―「金相平話」)
[日販商品データベースより]第2部 明の文学(明という時代;明代前期の状況 出版退潮期;明代後期の展開 出版の爆発的発展と「四大奇書」の登場;明滅亡まで 多様な刊行物の出現と「三言二拍」、金聖歎と「小説」の自立)
第3部 清の文学―近代へ(清代の白話小説―明末の遺産;知識人による自己表現としての白話文学創作―『儒林外史』と『紅楼夢』;近代へ)
娯楽の読書はここから始まった
エリートではなかった庶民が楽しみのために本を読み、彼らの言葉や暮らしが文字として現れるようになった時代はいつ始まり、どのように続いてきたのか。戯曲・小説の創作が大いに盛んとなった元・明期を中心に、話し言葉で書かれる文学が生まれた金の時代から近代文学の誕生につながる清代までの文学を通観する。「全相平話」「四大奇書」「三言二拍」など、当時の作品から多数のエピソードを紹介し、そこから見える社会や時代背景を一つ一つ丁寧に読み解く。今日の「読書」体験の起源を辿る、中国文学への恰好の入門書。