- 遊び・学びを深める日本のプロジェクト保育
-
協働探究への誘い
中央法規出版
秋田喜代美 松本理寿輝 東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター まちの保育園・こども園- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2024年09月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784824300072
[BOOKデータベースより]
プロジェクト保育で発揮される保育者の専門性とは?子どもと保育者が「共主体(co‐agency)」で深める探究の物語り。
第1章 子どもの世界と出会っていくおもしろさと豊かさ(保育における探究の必要性;子どもと大人の「協働探究」“88モデル”;レッジョ・エミリア・アプローチによる教育的プロジェクト)
第2章 子どもたちの探究の物語り(うみ;乳児の植物の探究;石の図鑑;川の探究;石―両輪で育まれる探究;「ぐるぐる」の探究;車を作る;座談会Inquiryは未来につながる―発見・発掘・未知への物事を探究すること)
第3章 協働探究の可能性(事例を受けて―喜びをもって「まだわからない」を歩く;協働探究を支えるエコロジカル・システム;探究を探究する―スウェーデンの事例からの考察;探究を支える場と活動としてのアトリエ)
日々の保育において、子どもたちの興味・関心を見逃さず、子どもと大人がともに探究していくことのおもしろさ、奥深さを実感できる一冊です。
◎近年注目の「プロジェクト保育」「共主体」の深まりを示す
近年、多くの園で広がりつつある「プロジェクト保育」。プロジェクト保育では、従来の一斉保育と異なり、子ども自身の興味・関心をきっかけにして活動を展開していきます。
そのなかで鍵となるのが、子どもと保育者がともに主体となり、「共主体(co-agency)」として対話しながら遊び・学びを深めていくという「協働探究」です。
豊富な実例(=「物語り」)を通して「協働探究」のおもしろさや実践のあり方について、そして協働探究の可能性について示しました。
◎7つの物語りからみる「協働探究」のおもしろさと保育者の専門性
7つの物語りの中では、子どもの何気ない行動や興味関心を保育者がどのように受け止め、子どもともに遊び・学びを深めていったのかが、実践の写真とともに丁寧に描かれています。
「はじまり―テーマの焦点化―探究のプロセス1 −探究のプロセス2……」のようにプロセスを分節化して表し、探究の深まりを「見える化」しているのも特徴です。
それぞれの段階で保育者が子どもをどのように観察しているのか、どのようにアプローチしているのかなど、保育者の専門性がわかります。
【目次】
プロローグ
第1 章 子どもの世界と出会っていくおもしろさと豊かさ
1 保育における探究の必要性
2 子どもと大人の「協働探究」“88 モデル”
3 レッジョ・エミリア・アプローチによる教育的プロジェクト
第2 章 子どもたちの探究の物語り
Explorations 1 うみ
まちの保育園 吉祥寺(東京都)
Explorations 2 乳児の植物の探究
こどもなーと山田保育園(大阪府)
Explorations 3 石の図鑑
幼保連携型認定こども園 松帆北(兵庫県)
Explorations 4 川の探究
つぼみの子保育園(兵庫県)
Explorations 5 石 ──両輪で育まれる探究
まちの保育園 小竹向原(東京都)
Explorations 6 「ぐるぐる」 の探究
まちのこども園 代々木公園(東京都)
Explorations 7 車を作る
鳴門教育大学附属幼稚園(徳島県)
座談会 Inquiry は未来につながる
──発見・発掘・未知への物事を探究すること
第3 章 協働探究の可能性
1 事例を受けて──喜びをもって 「まだわからない」 を歩く
2 協働探究を支えるエコロジカル・システム
3 探究を探究する──スウェーデンの事例からの考察
4 探究を支える場と活動としてのアトリエ
エピローグ
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