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[BOOKデータベースより]
180年以上にわたって続く「生きた言葉」の授業。留学体験記とインタビューを加えた最新改訂版。やはり、デンマークは凄い!
第1部 「生のための学校」―デンマーク・フォルケホシスコーレとグルントヴィ(トゥヴィン・スクール―手づくり風車発電と「旅するフォルケホイスコーレ」;フォルケホイスコーレの暮らしぶり;フォルケホイスコーレの組織と内容;フォルケオプリュスニング(民衆の社会的自覚)―デンマークの教育と社会;グルントヴィの生涯と思想;フォルケホシスコーレ運動の興隆とクリステン・コル;フォルケホイスコーレ運動の拡がり―デンマークの農民革命 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 校長へのインタビューと留学体験記(リュ・フォルケホイスコーレのオレ校長にインタビュー(二〇〇八年三月);フォルケホイスコーレ留学体験記(小笠原朋子);五〇代の男、若者に交じってアートを学ぶ―「ボーンホルム・ホイスコーレ」の留学日記)
■日本教育新聞2024年11月25日付書評掲載/評者・井藤元氏(東京理科大学教授)
対話中心、社会性育む教育
本書はフォルケホイスコーレを知る上での魅力的な案内書であるとともに、学ぶことそのものの意義や大人が学び続けることの意味について問い直す機会を与えてくれる。
自由の気風と民主主義の精神を育む独自の教育制度を詳説した草分けの書、
体験記とインタビューを加えた待望の最新改訂版。
本書の初版となる『デンマークに生まれた「フォルケホイスコーレ」の世界』は1993年に刊行され、1996年に『生のための学校』と改題されている。それ以後、長きにわたって版を重ねてきたので、十分「ロングセラー」と言えるだろう。
初版刊行時、デンマークの教育システムが日本に広く知れわたるとともに、「ゆとり教育」などに若干の影響を与えたようだが、その後、日本における教育事情は逆戻りしてしまった。また、フォルケホイスコーレの意義の一つは市民社会を支える市民教育であるが、日本は官製の生涯学習がさらに強化されており、市民の自発性が弱まっているように思えるので、本書を改訂して、刊行を続けていく社会的な意義がまだまだ十分ある。
改訂内容は、第1部については歴史的な記述が多いのでそのままとし、学校数などのデータのみ刷新した。第2部はすべて新原稿である。2010年代に留学した2人の体験記と、リュ・ホイスコーレの前校長、オレ・トフトデルへのインタビューを掲載した。第2部を読まれることで、ホイスコーレのもつ「生きた言葉」がつなぐ共同性、ホイスコーレに学び、滞在した人のみが経験する「空気」のようなものが感じとれるはずである。