- 「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 上
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- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2024年07月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784087370041
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価格:2,090円(本体1,900円+税)
【2016年07月発売】
[BOOKデータベースより]
すでに不穏な兆しのあるグローバル経済や世界各地でひろがる紛争。それらは一時的な変調なのか。いや、そうではない。グローバル化の終焉だ。アメリカが主導してきた世界の「秩序」が崩れ、「無秩序」時代の幕があがった。経済も、文明も野蛮化していく分岐点なのだ。地政学と人口統計学に基づく、緻密な分析に全米が震撼したベストセラー。著者の描く未来の悲劇は、日本人の想像をはるかに上まわるものだった。(下巻へと続く)
第1部 一つの時代の終わり(始まりは、いかにして始まったのか?;偶然の超大国アメリカ;流れをがらりと変えたもの ほか)
[日販商品データベースより]第2部 輸送(長い道のり;制約からの解放―輸送を工業化する;アメリカナイズされた交易 ほか)
第3部 金融(通貨―道なき道を行く;資本を使って冒険する;惨事は相対的なもの ほか)
日本人はまだ知らない。脱グローバル経済がもたらす衝撃。
エネルギー、資源、食糧。無慈悲な未来を日本はどう生きるのか。
★40万部突破の全米ベストセラー!
☆フィナンシャル・タイムズ紙「最優秀図書賞」(読者選出)受賞!
★世界中が刮目!
イアン・ブレマー氏(『Gゼロ後の世界』)、絶賛!
「経済地理学・人口学・歴史学を総合した、常識を破る、鋭い地政学理論」
白井聡氏(『武器としての資本論』)、感嘆!
「米国が脱グローバル化に舵を切る。驚きの未来像がここにある!」
☆概要
すでに不穏な兆しが漂うグローバル経済。それは一時の変調なのか。いや、そうではない。米国が主導してきた「秩序」、すなわちグローバル化した「世界の終わり」なのだ。無秩序の時代には、経済も政治も、文明そのものも野蛮化していく。しかも世界中で人口が減少し、高齢化していくなかで軌道修正も困難だ。そのなかで生き残っていく国々とは?
地政学ストラテジストが無慈悲な未来を豊富なデータともに仔細に描き、全米を激しく揺さぶった超話題作!
★おもな内容
・いよいよアメリカが「世界の警察」の役割を捨て、西半球にひきこもる。
・脱グローバル化で、世界経済に何が起きるのか。
・今後、大きなリスクにさらされる海運。製造業がこうむるダメージとは?
・過去七〇年の成長を支えてきた、豊かな資本。それが、世界的に枯渇してしまう理由。
・世界的な人口減少。日本人が見落としていた壁とは?
・世界のモデル国・日本を、他国が見習うことができないのはなぜ?
・エネルギーや資源の調達は、今後も可能なのか?
・グリーン・テクノロジーでは未来を支えられない、その理由。
・日本が食糧危機から逃れるために、すべきこと。
・「アメリカの世紀」のあと、覇権を握る国はどこなのか。
【上巻・目次】
第1部 一つの時代の終わり
第2部 輸送
第3部 金融
【プロフィール】
著者:ピーター・ゼイハン
地政学ストラテジスト。在オーストラリア米国務省、民間諜報会社ストラトフォーのバイス・プレジデントなどを経て、2012年に自身のコンサルティング会社ゼイハン・オン・ジオポリティックスを設立。エネルギー大手企業、金融機関から米軍まで、幅広い分野のクライアントを抱える。主な著作に『地政学で読む世界覇権2030』など。
訳者;山田美明
英語・フランス語翻訳者。主な訳書に『つくられた格差』『食い尽くされるアフリカ』『大衆の狂気』『プランタ・サピエンス』、共訳書に『約束の地』など。