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[BOOKデータベースより]
紫式部文学賞受賞作のロングセラー、『夕暮れに夜明けの歌を』の著者による最新エッセイ集。「国でいちばんの脱走兵」になった百年前のロシアの詩人、ゲーム内チャットで心通わせる戦火のなかの人々、悪い人間たちを化かす狸のような祖父母たち―。あたたかい記憶と非暴力への希求を、文学がつないでゆく。
クルミ世界の住人
[日販商品データベースより]秋をかぞえる
渡り鳥のうた
動員
ほんとうはあのとき…
猫にゆだねる
悲しみのゆくえ
土のなか
道を訊かれる
つながっていく
雨をながめて
君の顔だけ思いだせない
こうして夏が過ぎた
巣穴の会話
かわいいおばあちゃん
年の暮れ、冬のあけぼの
猫背の翼
あの町への切符
柏崎の狸になる
第76回読売文学賞(随筆・紀行賞)受賞作!
本を片手に、戦う勇気ではなく逃げる勇気を。
いま、本読みたちにもっとも注目されているエッセイ集。
********************
軽やかで、優しくて、豊かで、
そしてなんと性根のすわった作家なのだろう。
――川上弘美
遠いところからとても大切な声が聴こえる。
奈倉さんの静かでタフな言葉が、
新しい国境を切り拓いている。
――三宅香帆
********************
「国でいちばんの脱走兵」になった100年前のロシアの詩人、ゲーム内チャットで心通わせる戦火のなかの人々、悪い人間たちを化かす狸のような祖父母たち──あたたかい記憶と非暴力への希求を、文学がつないでゆく。
「もし本が好きになったら──私たちがその人たちを見つけて、めいっぱい大切にしよう。世界中のたくさんの本を翻訳して、朗読して、笑ったり泣いたりしよう。」(「クルミ世界の住人」より)
紫式部文学賞を受賞したロングセラー『夕暮れに夜明けの歌を』の著者が、言葉を愛する仲間たちに贈る、待望のエッセイ集。
【もくじ】
クルミ世界の住人/秋をかぞえる/渡り鳥のうた/動員/ほんとうはあのとき……/猫にゆだねる/悲しみのゆくえ/土のなか/道を訊かれる/つながっていく/雨をながめて/君の顔だけ思いだせない/こうして夏が過ぎた/巣穴の会話/かわいいおばあちゃん/年の暮れ、冬のあけぼの/猫背の翼/あの町への切符/柏崎の狸になる/あとがき 文化は脱走する
【装幀】
名久井直子
【装画】
さかたきよこ