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[BOOKデータベースより]
我々はいま、巨大な生活習慣病を患っている。既存の社会システムを持続させる限り、地球温暖化も少子化も地方衰退もとどまるところをしらず、いつか破局的な事態が訪れはしないか?大事なのは、既存システムの「持続可能性」ではない。そこからの「撤退」である。いまこそ「撤退」を「学ぶ」ことの意義と可能性が問われなければならない。
第1部 加速する社会と撤退(向きを変える企て―創造パラダイムへの転換;何からの撤退か―高度近代化と対決する撤退学;国土政策からみた撤退的知性の必要性―「ナショナル・ミニマム」から「ローカル・オプティマム」へ;生存をめぐる危機対応と撤退の両義性―「コロナ禍」の対応に着目して)
第2部 撤退を不可能にする力学の史的解明(科学神話が誘う政策の迷路―殖産興業から原子力立国へ至る道程;近代日本の救貧・衛生行政の思想史―「自助」という惰性を断ち切るために;「孤独・孤立」の言説史―社会システムから外れる人々をめぐって)
第3部 「撤退=創造」の実践的探究(「実感」が自由をもたらす―山村における私設図書館活動の実践から;森へ駆け込み暮らしを建てる―撤退方法論とその意味;都市の中で撤退する―「創造都市」から考える撤退=創造の可能性;建築における撤退の可能性について―建築を生きるための考察)