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JAZZでスナップショット
彩流社 小沼純一
点
音楽は、そのときどきに生まれて、消える。こちらとおなじく生きているものとおもう。音楽もヒトも、生のたびに記憶をたずさえ、去ってゆく。音楽をめぐってコトバを、文章を書くのは、このわずかな痕跡をとどめたいとののぞみかもしれない。
まっとうなクァルテット! スティーヴ・レイシー『REFLECTIONS』ながれを脱臼させる独得のスタイル セロニアス・モンク『monk’s music』反復原理が作品=演奏の核か ドン・チェリー+クシシュトフ・ペンデレツキ『Actions』音自体の発生=音の世界 ドン・チェリー『BROWN RICE』文脈や環境に対応するためのシンプルさ オーネット・コールマン『DANCING IN YOUR HEAD』買ってて良かった! ギル・エヴァンス+スティーヴ・レイシー『PARIS BLUES』音そのものの強度 ローランド・カーク『VOLUNTEERED SLAVERY』これは、いったい? マイルス・デイヴィス『PANGAEA』音はもっと自由であれ! アルバート・アイラー『SPILITUAL UNITY』濃縮還元黒人音楽的要素 アート・アンサンブル・オブ・シカゴ『BAP‐TIZUM』音の求道者ここにあり ジョン・コルトレーン『AFRO BLUE/IMPRESSIONS』ジャズの外縁を超えて アリス・コルトレーン『JOURNEY IN SATHIDANANDA』空中に消える音を捕まえる試み エリック・ドルフィー『BERLIN CONCERTS』かつてのアイドル マッコイ・タイナー『INNER VOICES』体力と想像力の規制を超える セシル・テイラー『AKISAKILA』脱求心性の極北 セシル・テイラー『JUMPIN’PUNKINS』ジャズ・ピアノへの憧れ ビル・エヴァンス『At The Montreux Jazz Festival』土地の霊との対話 キース・ジャレット『SOLO‐CONCERTS:BREMEN/LAUSANNE』いまだ残る距離感の謎 ハービー・ハンコック『V.S.O.P.』「いま」の音楽を感じ リターン・トゥ・フォーエヴァー『light as a feather』〔ほか〕
ジャズの、かつて聴いたものについて、書く!何をどんなふうに、とあらためて想いおこしつつ、それがただそのときだけにとどまらず、「いま」、自分とどうなのか、というのを考えることはレトロスペクティヴなだけではない、聴く=思考する何かになる。もっとも、ひとつの口実にすぎない、ともおもう。聴きなおせば、新しい発見がある。はじめて、あるいは何度も聴いていた時期の感覚をおもいだしもする。それを現在と重ねあわせて、というのも、当然、ありながら、そのうえで、いま、それを書く必要があるのか、とも。本人にとってはいろいろな意味がある。聴きなおし、再考し、言葉にする意味。だが、それを、たとえ興味があるひとだけが読むにしろ、とりあえず公になる場で書くのはどういうことなのか。そのうえで、ひらきなおりたい気もある。聴いて、聴きなおして、書いて、こそのものだ、と。扱われるのは、1970年代、十代のとき聴いていたアルバムが中心だ。そのあとのものもわずかにはいっているが、十代のときへの追補として。指南してくれるものもなく、というよりは、そうしたものは無視して、勝手に、勘で、聴いてみる。クラシックや現代音楽やロックも並行しているなかで聴くと、ジャズ中心のリスナーとは異なった軌跡になるのかもしれない。アルバムごとに何かを記したあとには、じぶんの住んでいた東京のジャズ環境、とでもいったものをすこしまとめてみることにした。なんとなく目に、耳にはいってくる、この列島のジャズ・ミュージシャンが、アルバムを中心に記していることを、べつのところから補ったらいい、というおもいから。
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[BOOKデータベースより]
音楽は、そのときどきに生まれて、消える。こちらとおなじく生きているものとおもう。音楽もヒトも、生のたびに記憶をたずさえ、去ってゆく。音楽をめぐってコトバを、文章を書くのは、このわずかな痕跡をとどめたいとののぞみかもしれない。
まっとうなクァルテット! スティーヴ・レイシー『REFLECTIONS』
[日販商品データベースより]ながれを脱臼させる独得のスタイル セロニアス・モンク『monk’s music』
反復原理が作品=演奏の核か ドン・チェリー+クシシュトフ・ペンデレツキ『Actions』
音自体の発生=音の世界 ドン・チェリー『BROWN RICE』
文脈や環境に対応するためのシンプルさ オーネット・コールマン『DANCING IN YOUR HEAD』
買ってて良かった! ギル・エヴァンス+スティーヴ・レイシー『PARIS BLUES』
音そのものの強度 ローランド・カーク『VOLUNTEERED SLAVERY』
これは、いったい? マイルス・デイヴィス『PANGAEA』
音はもっと自由であれ! アルバート・アイラー『SPILITUAL UNITY』
濃縮還元黒人音楽的要素 アート・アンサンブル・オブ・シカゴ『BAP‐TIZUM』
音の求道者ここにあり ジョン・コルトレーン『AFRO BLUE/IMPRESSIONS』
ジャズの外縁を超えて アリス・コルトレーン『JOURNEY IN SATHIDANANDA』
空中に消える音を捕まえる試み エリック・ドルフィー『BERLIN CONCERTS』
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体力と想像力の規制を超える セシル・テイラー『AKISAKILA』
脱求心性の極北 セシル・テイラー『JUMPIN’PUNKINS』
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いまだ残る距離感の謎 ハービー・ハンコック『V.S.O.P.』
「いま」の音楽を感じ リターン・トゥ・フォーエヴァー『light as a feather』〔ほか〕
ジャズの、かつて聴いたものについて、書く!
何をどんなふうに、とあらためて想いおこしつつ、それがただそのときだけにとどまらず、「いま」、自分とどうなのか、というのを考えることはレトロスペクティヴなだけではない、聴く=思考する何かになる。もっとも、ひとつの口実にすぎない、ともおもう。聴きなおせば、新しい発見がある。はじめて、あるいは何度も聴いていた時期の感覚をおもいだしもする。それを現在と重ねあわせて、というのも、当然、ありながら、そのうえで、いま、それを書く必要があるのか、とも。本人にとってはいろいろな意味がある。聴きなおし、再考し、言葉にする意味。だが、それを、たとえ興味があるひとだけが読むにしろ、とりあえず公になる場で書くのはどういうことなのか。そのうえで、ひらきなおりたい気もある。聴いて、聴きなおして、書いて、こそのものだ、と。扱われるのは、1970年代、十代のとき聴いていたアルバムが中心だ。そのあとのものもわずかにはいっているが、十代のときへの追補として。指南してくれるものもなく、というよりは、そうしたものは無視して、勝手に、勘で、聴いてみる。クラシックや現代音楽やロックも並行しているなかで聴くと、ジャズ中心のリスナーとは異なった軌跡になるのかもしれない。アルバムごとに何かを記したあとには、じぶんの住んでいた東京のジャズ環境、とでもいったものをすこしまとめてみることにした。なんとなく目に、耳にはいってくる、この列島のジャズ・ミュージシャンが、アルバムを中心に記していることを、べつのところから補ったらいい、というおもいから。