[BOOKデータベースより]
行為や言動ではなく、「人種」や肌の色、民族的出自をもとに犯罪関与の疑いをかけるレイシャル・プロファイリングが、日本社会に存在することを告発したハフポスト日本版記者による提言の書。
1章 外国ルーツの人たちにいま起きていること
2章 レイシャル・プロファイリングの何が問題か―アンケートで浮かんだ日本の特徴
3章 レイシャル・プロファイリングとは何か
4章 警察はどう動いたか
5章 人種差別防止の「ガイドラインあり」はゼロ―47都道府県警察への調査で判明
6章 レイシャル・プロファイリングを生み出すもの―警察官経験者たちの証言
7章 「レイシャル・プロファイリングは違法」と訴え裁判に
8章 警察による「大量監視」を容認した日本の司法
9章 レイシャル・プロファイリングを終わらせるために
付録1 レイシャル・プロファイリング対処法―宮下萌弁護士に聞く
付録2 47都道府県警察への調査結果
2021年、ドレッドヘアの男性が不当な職務質問を受けた際の動画がSNS上で拡散された。非日本人に見えることが理由とされた一件を「事件」として報じたハフポスト日本版の國ア万智記者による初の単著。
その後、駐日米国大使館が「日本の警察によるレイシャル・プロファイリング(人種を根拠に犯罪関与を疑うこと)に要注意」とする通達を出し国際問題にもなった。本書では、その実態を明かし、15年前の「公安テロ情報」事件もまじえ、問題点を多角的にさぐる。
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