ラテンアメリカ文学を旅する５８章

エリア・スタディーズ　２０７

明石書店
久野量一　

• 価格: 2,200円（本体2,000円＋税）
• 発行年月: 2024年05月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784750357751

内容情報

[BOOKデータベースより]

１　征服・植民地時代（ラテンアメリカ文学の「出発点」―『コロンブス航海誌』；クロニカ―ラテンアメリカ文学の源流；ソル・ファナ・イネス・デ・ラ・クルス　植民地期メキシコに咲いたバロック文学の精華）
２　１９世紀（イスパノアメリカ独立期の文学―ベリョ、エレディアと望郷の詩想；『ペリキーリョ・サルニエント』―イスパノアメリカ最初の長篇小説　ほか）
３　２０世紀（オラシオ・キローガの短篇小説―密林の生と死；ガブリエラ・ミストラル―神格化されたイメージとその後　ほか）
４　２１世紀（オルタナティヴな文学史、オルタナティヴな世界地図―ロベルト・ボラーニョにおける前衛運動とノマディズム；人気作家レオナルド・パドゥーラの誕生まで―出発点としての推理小説　ほか）

[日販商品データベースより]

日本からは地理的にも程遠い地域であるラテンアメリカだが、マリオ・バルガス・リョサやガルシア・マルケス等、ラテンアメリカを代表する作家の文学作品は日々刊行されている。しかし、その文学を読むだけでは各作家の相互関係やその作家が表象している地域性は見えづらい。15世紀にコロンブスがアメリカ大陸を発見してから、現代までを文学の視点から概観し、ラテンアメリカ文学の多様性を描き出す珠玉の入門書。