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[BOOKデータベースより]
文芸誌には絶対に載らない、ド直球の文学論!多極化する世界で、アメリカに甘えてきた日本人は自立できるのか。日本人の真価を問う対米従属文学論。太宰治、三島由紀夫、大江健三郎、村上春樹、村上龍、高橋源一郎、島田雅彦…。
第1部 座談会 対米従属文学論(「平和」への戸惑い 太宰治「トカトントン」大岡昇平「生きている俘虜」;「戦後的日常」への頽落―「第三の新人」をめぐって 小島信夫『アメリカン・スクール』安岡章太郎「ガラスの靴」;「戦後的日常」の拒絶 三島由紀夫『真夏の死』「憂国」;戦後的ニヒリズムへの「監禁」 大江健三郎「後退的青年研究所」「セヴンティーン」;戦後的ニヒリズムの臨界値 開高健『輝ける闇』村上龍『限りなく透明に近いブルー』;高度成長後の風景 村上春樹『風の歌を聴け』田中康夫『なんとなく、クリスタル』;「国土の荒廃」を読む 石牟礼道子『苦海浄土―わが水俣病』富岡多恵子『波うつ土地』;「ポスト・モダン」の頽落を超えて 高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』島田雅彦『優しいサヨクのための嬉遊曲)
[日販商品データベースより]第2部 観念的な、あまりに観念的な―戦後批評の「弱さ」について(内なる他者の発見;隠された弱さ;自己を超えるものへの問い;観念のカタストロフィ;滅びぬ自然)
文芸誌には絶対に載らない、ド直球の文学論!
太宰治、三島由紀夫、大江健三郎、村上春樹、村上龍、高橋源一郎、島田雅彦……。
あらゆる価値感情を蒸発させてきた戦後日本人の精神史を代表的文学作品、文学批評から読み解く。多極化する世界で、アメリカに甘えてきた日本人は自立できるのか。
日本人の真価を問う。
「もしも今の日本人が皆、どうしようもない隷属状況に日本が置かれていることを、過不足なく、冷静に認識、把握しているのなら、こんな文学はゴミ箱に捨てればいい」/藤井聡