シェレメーチェフ家の農奴劇場

一八世紀ロシアのオペラ文化史

道和書院
森本頼子　

• 価格: 3,520円（本体3,200円＋税）
• 発行年月: 2024年05月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784810530131

内容情報

[日販商品データベースより]

西欧オペラの受容から、ロシア独自のオペラ創出へ…



「オペラ大国ロシア」の知られざる前史。



エカテリーナ２世の治世、パリ・オペラ座に憧れ、その舞台をモスクワで実現しようとした大貴族がいた。



農奴劇場とは、当時ロシア全土に170超も存在した貴族の私営劇場。

なかでもシェレメーチェフは、才能を見出した農奴に演劇・音楽・舞踊の専門教育を行い、規模の大きさと質の高さで傑出していた。



宮廷勤務を嫌い、チェロに没頭。



農奴出身の「歌姫」と身分違いの結婚を果たした、ニコライ・シェレメーチェフ伯爵の創造の軌跡。



＊ 2025年（令和7年）第57回 日本演劇学会 河竹賞奨励賞 受賞