- 心臓を奏でる姫君
-
- 価格
- 3,780円(本体3,436円+税)
- 発行年月
- 2024年06月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784883755233
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 宵待姫 十三夜
-
価格:3,520円(本体3,200円+税)
【2022年06月発売】
- 月の魔法
-
価格:3,520円(本体3,200円+税)
【2019年06月発売】
- 雷神の筒 上巻
-
価格:3,630円(本体3,300円+税)
【2023年05月発売】
- 心臓手術チームのための経食道心エコー
-
価格:8,800円(本体8,000円+税)
【2017年06月発売】
- 写真アルバム 伊勢志摩の100年
-
価格:9,990円(本体9,082円+税)
【2025年03月発売】
[日販商品データベースより]
「私に、『心を宿す』という心臓をください」――そう言って姫君は、天を仰ぎ両手を広げた。……
心臓の女神信仰という物語のもとに写し出された
秘儀的エロスの寓話。
生を求め死を手懐ける、村田兼一の新境地をまとめた待望の写真集!
「髑髏と私」を併録。
=====
村田兼一の作品において、
物語性が重要な要素になっていることも忘れてはならないだろう。
その物語はときに、観音、天使、女神など、
壮大な擬似歴史的・擬似宗教的ヴィジョンのもとに創出され、
髑髏やカラス、ペンギン、カエル、キノコなどさまざまな小道具が、
その物語を暗喩するものとして巧みに配置された。
村田のその物語に「心臓」が現れたのは2022年ごろのことだろうか。
死と生との過剰なせめぎ合いの中で成り立っていた村田の作品が、
エロスとは異なる生の象徴を手に入れたのだ。
とはいえ、モデルを囲む草木やキノコなどは怪しげな様相で、
心臓は天からの授かり物として神秘性を湛え、
モデルと心臓がチューブで繋がれた様などは似非科学者の実験を思わせる。
画面に漂っているのは、やはり変わらぬ魔術的なオーラだ。
村田兼一の新たなステージの兆しを、じっくり味わっていただきたい。
――沙月樹 京
=====
◎モデル=悠歌/小鞠/森之宮遠子/七菜乃
◎村田兼一……写真家。1996年に写真評論家・飯沢耕太郎氏による構成で初個展を開催。以降、年数回の個展をコンスタントに開催し続けている。
▼主な出版物
「宵待姫 十三夜」「女神の棲家」「月の魔法」「天使集」「少女観音」「さかしまのリリス」「パンドラの鍵」「眠り姫」(以上、発行:アトリエサード、発売:書苑新社)
「魔女の系譜」(玄光社)
「Secret Dreams of Erotic Princess 3」「Secret Dreams of Erotic Princess 2」「Secret Dreams of Erotic Princess」「UPSKIRT VOYEUR」「Naked PRINCESS」「PRINCESS OF DESIRE」(以上、ドイツEdition Reuss)
他