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[BOOKデータベースより]
経済学にほんとうに必要なものとは?データサイエンス化の潮流で失われつつあるものとは?―激動の時代に静かに語る経済学者の歳時記。
1 経済学者の歳時記(春の訪れ;桜;むごい運命;オンライン授業;大河ドラマ ほか)
[日販商品データベースより]2 過去と未来のあいだ(シュンペーターの「予言」、資本主義の盛と衰;オックスフォード、理論家ヒックスが学んだもの;資本主義、グレートリセットは困難;ケインズ政策の本質、政府の規模ではない;米経済思想、自由放任だけが「専売特許」ではない ほか)
経済学は、テクニカルに洗練された学問といえる。サムエルソンの『経済学』以来、入門から修士課程までの教科書が整備され、体系的かつ網羅的に学習を進めることができる。しかし、学問のこうした「制度化」は、「硬直化」の歴史でもある。とりわけ、近年、急速に進んだデータサイエンス化の潮流は、経済学の〈余白〉を洗い流してしまってはいないだろうか──。
本書は経済に限らず、文化・歴史・音楽など、経済思想史家の折々の所感が静かに綴られている。
本書はこう問いかける。経済学を学ぶ者は、経済学以外の幅広い分野に関心を持ち、みずからの教養を高める努力をすべきではないか。数学や統計学しか扱わない経済学に果たして未来はあるのか。
清水幾太郎との出会い、師事した菱山泉・伊東光晴のことなど、本書ではさまざまな情景が浮かび上がる。一方、高校に導入された「歴史総合」や大学で相次いで廃止される第二外国語についての著者の思いが語られる。
めまぐるしく進んでいく時代に失ってはならないものとはなにか。経済学の〈余白〉を恢復する試み。著者による連載、日本経済新聞夕刊「あすへの話題」の書籍化。