- 2022年のモスクワで、反戦を訴える
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- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2024年05月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784065359051
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[BOOKデータベースより]
自国のウクライナ侵攻後、彼女は一人で行動を起こした。世界を驚かせたニュース番組への乱入から決死の国外脱出を果たすまでの女性の手記。自らの良心に従った6秒の反戦行動の結果、極限状態の7ヵ月が始まった。
抗議は自殺と同じようなものだ―二〇二二年三月一四日、モスクワ
[日販商品データベースより]誰のために働いているのか?
未来のロシアからの訪問者
ウクライナ侵攻は二月一六日だ―二〇二二年二月一六日、モスクワ
戦争―それはプーチンの致命的過ちだ―二〇二二年二月二一日〜二四日
善の側にとどまれ―二〇二二年二月二八日
グローズヌイからの難民少女―一九八四年〜九四年、グローズヌイ
イギリスのスパイか裏切者か―二〇二二年三月二〇日
FSBの監視のもとで
ジャーナリズム、それはユニークな職業―一九九六年〜二〇〇二年、クラスノダル
身内のプライベートクラブ―二〇〇二年〜二一年、モスクワ
プロパガンダ工場
新しい仕事―二〇二二年四月
情報戦―二〇二二年四月、キシナウ(モルドヴァ)
絶対的悪は世界を支配してはならない―二〇二二年五月、ベルリン
自由フォーラム―二〇二二年五月二四日〜二七日、オスロ
開かれなかった記者会見―二〇二二年五月二八日〜六月二日、ウクライナ
バッシング―二〇二二年六月、ベルリン
ロシアへの帰国―二〇二二年七月、モスクワ
拘束
監獄の夜―二〇二二年八月一一日、ペトロフカ留置場、モスクワ
家族のドラマ
脱出
彼女を大胆な行動に駆り立てた理由とは?
周囲の沈黙と冷笑の中、すべてを失いながら自らの良心に従いながら一人で行動し、自由を勝ち取った女性の手記。
ロシアのウクライナ侵攻後まもない2022年3月14日。モスクワの政府系テレビ局・チャンネル1のニュース番組中にスタジオに乱入し、反戦ポスターを掲げた女性。この映像は瞬く間に全世界に配信され、一躍時の人となったマリーナ・オフシャンニコワ。
しかし彼女の行動は、欧米での賞賛の一方、母親はじめ国内の多数派からは「裏切者」のレッテルを張られ、激しいバッシングの対象に。
同局のニュース編集者として何不自由ない暮らしをしていた彼女をこの行動に駆り立てた理由とは?
そして、彼女の周辺のメディア関係者は、ごく少数の支援者の強まる言論統制のなかでどのような行動をとっていたのか?
反戦行動後、逮捕・失職・親権制限・自宅軟禁など、次々とやってくる逆境。
最終的には娘を連れて決死の国外脱出に成功するまでの激動の7ヵ月間を描く。