- 縫い目のほつれた世界
-
小氷期から現代の気候変動にいたる文明の歴史
法政大学出版局
フィリップ・ブローム 佐藤正樹(ドイツ文化史)- 価格
- 3,960円(本体3,600円+税)
- 発行年月
- 2024年04月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784588352379
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[BOOKデータベースより]
気候変動がもたらした混沌。16〜17世紀に世界を襲った寒冷化と、それに伴う飢饉、疫病、戦争―。生きようともがく人々の営みから、技術と社会の革新が生まれ、宗教と科学のせめぎ合いから、新たな文化と思想が開花した。近代への転換点となった“氷の時代”を描く一大歴史絵巻。
プロローグ―冬景色
[日販商品データベースより]「神はわれらを見捨てられた」―ヨーロッパ、一五七〇〜一六〇〇年(逃亡の修道士;神の風と波と ほか)
鉄の時代(植物園;革命を呼ぶ地 ほか)
天界の光―彗星その他(賎民の迷妄;反キリスト者 ほか)
エピローグ―蜜蜂の寓話への補説(鳴禽と草鞋虫と珊瑚のように;自由と贅沢 ほか)
16世紀後半に世界を襲った小氷期により、飢饉、疫病、戦争がはびこるヨーロッパ。しかし、未曾有の危機を生き抜くための人々の創意工夫は、やがて技術と社会の革新に結実する。農業革命、重商主義、世界貿易へと続く近代の扉が開かれ、宗教と科学の拮抗のなかで新たな文化、新たな思想が開花する〈氷の時代〉を描いた一大歴史絵巻にして、現代の環境破壊・気候変動に警鐘を鳴らす問題提起の書。