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[BOOKデータベースより]
一触即発の世界の姿だ!「西欧化」を近代化と考えてきた日本人のわれわれが、「西欧vs.非西欧」という枠組みで世界の変化を捉えるのは勇気がいる。しかし数百年にわたって西欧から搾取の限りを受けた非西欧諸国の場合、その怒りは爆発寸前かもしれない。もちろん西欧も、これまでの優位を失った手負いの虎で、何をするかわからない。
第1章 帝国主義戦争の時代に(旧ユーゴスラヴィア紛争の教訓;ロシアとウクライナ ほか)
[日販商品データベースより]第2章 マルクスとともに考える(トリーアのマルクス少年;ジャーナリストとしてのマルクス ほか)
第3章 待ち望む力―科学もユートピアも(科学とユートピアの近代;ビザンチンから欧州へ ほか)
第4章 希望と絶望の世界史(ウクライナとパレスチナ;国民国家の二面性 ほか)
マルクス研究の第一人者、的場昭弘に前田朗が訊く全4章。
2020年のパンデミック以降、世界は大激動の只中に。
絶望的現代世界を「西欧vs.非西欧」の視点で俯瞰し、そこから希望の世界を展望する。
「西欧化」を近代化と考えてきた日本人のわれわれが、「西欧vs.非西欧」という枠組みで世界の変化を捉えるのは勇気がいる。
しかし数百年にわたって西欧から搾取の限りを受けた非西欧諸国の場合、その怒りは爆発寸前かもしれない。
もちろん西欧も、これまでの優位を失った手負いの虎で、何をするかわからない。
これが2024年、一触即発の世界の姿だ。
資本主義のグローバル化は限界を迎え、グローバルサウスの台頭が国際秩序に変更を迫っている。
私たちの眼前で展開されている「世界史」の現在をどのように測量するのか。
本書を通じて、読者の思考スタイルの問い直しが始まることを期待したい。