- 江戸川乱歩、三島由紀夫、中村真一郎:古今東西の演劇/映画と小説をまたぐエロスの物語
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ナラトロジーへ 2
知の新書 鈴木貞美の文芸論 3 J10
- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2024年04月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784924671829
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[BOOKデータベースより]
エロスのナラトロジーへ!文芸を通して、日本・世界の東西を考える。小説は映画にどう表現されるか?!鈴木文芸論の第3弾。江戸川乱歩の視覚。谷川潤一郎の語り方。中村真一郎、三島由紀夫による、能との関わり方。文学にはエロスと死がある。哲学がある。
序章 トランス・ジャンル・スタディーズにおける「表現」概念
[日販商品データベースより]第1章 古今東西の演劇、及び映画―「再現」と「表現」、もしくは「現前性」(河竹登志夫の歌舞伎論;「再現」と「写実」;イプセン『ヘッダ・ガーブレル』 ほか)
第2章 江戸川乱歩、眼の戦慄―小説表現のヴィジュアリティーをめぐって(文芸におけるヴィジュアリティー(視覚性);江戸川乱歩の位置;イリュージョンとリアリティー ほか)
第3章 中村真一郎と三島由紀夫―エロスと能をめぐって(なぜ、比較するのか;戦後日本のエロティック・フィクション;三島由紀夫における女性同性愛 ほか)
世界が変わるとき、文芸表現もその享受も変化し、文芸への理解も変わる。今が、その真っ只中!
谷崎潤一郎や田山花袋において描かれたエロスをしのいで、乱歩、三島、中村の文学は何を描き出したか。エロスのナラトロジー(物語学)から、自然主義や生命主義を根源的に再考。構造主義=記号論を解体構築するトランス・ジャンルの文芸文学史。言語活動を意識・知覚、身体から捉え返すべく、西洋演劇、歌舞伎、能、映画、の表現を問う。
日本の文芸史研究の第一人者による国際的水準での明晰な考証!