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[BOOKデータベースより]
漱石の謎「文学の形式はF+f」「敵を百年計画で斃す」の意味は何か。日露戦争の戦死者、霊が現れる能楽の夢幻能に手がかりが。『草枕』の那美も『三四郎』の美禰子も、亡霊の「迷女」だった!!
第1章 『趣味の遺伝』 夢幻能小説の原型
[日販商品データベースより]第2章 『坊っちゃん』 誤解された「マドンナ」
第3章 『虞美人草』 ヒロインそしてマドンナ
第4章 『草枕』 幽玄にして綺麗な夢幻能
第5章 『三四郎』 夢幻能小説の集大成
第6章 承前『三四郎』 ストレイシープの謎掛け
第7章 『吾輩ハ猫デアル』 化猫が語る時事諷刺
第8章 その他の作品 『琴のそら音』など
文学の形式はF+fと言った夏目漱石は何を伝えたかったのか。著者によれば、Fは表の物語で、fこそが物語に隠された本当の主題だ。この入り組んだ二重構造に気づかずFの筋だけを追うと一見幻想的な?徊(ていかい)文学と誤解する。著者は文豪をミステリー作家ととらえ、『坊っちやん』『三四郎』『吾輩ハ猫デアル』等に仕掛けられた謎を特別な鍵を使って推理する。鍵の一つは日露戦争の旅順攻囲戦で死んだ日本陸軍兵士。もう一つは主人公=シテが亡霊として現れる能楽の夢幻能。大胆かつ精緻な推理により『草枕』の那美、『三四郎』の美禰子がマドンナではなく、亡霊の「迷女(マドンナ)」であることを明らかにする。fの扉が開いた時、百年計画で斃(たお)すと漱石の言った「敵」がいよいよ正体を現す。最後に読者はもう一つ驚かされる。「敵」は斃されずに今も生きているからだ。