- スクリーンが待っている
-
- 価格
- 803円(本体730円+税)
- 発行年月
- 2024年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094073508
[BOOKデータベースより]
主演俳優に役所広司を迎えた『すばらしき世界』で、著者は初めて小説をもとにした映画制作に挑んだ。原案小説は佐木隆三の『身分帳』だ。『身分帳』との出会い、婚活パーティーへの潜入、長く仕事をともにしたスタッフとの別れ、刑務所での対話、出演者への思い―本書は、一本の映画の企画、撮影から完成するまでの過程を、監督が自ら綴るエッセイ集だ。文庫化にあたり、映像業界の変化に鑑み、単行本刊行後の状況を加筆。その後発表された三本のエッセイと、読み応え抜群の書き下ろし「文庫版あとがき」を追加で収録した、まさに増補決定版!
スクリーンが待っている(恋;出会い;ともだち;時代;ホーム ほか)
『身分帳』を映画にする
映画をはなれて(逃げ場所;私の青い鳥;ピクシーえほん;みつけたともだち;都会の景色 ほか)
夢日記
(小説)蕎麦屋ケンちゃん失踪事件
劇場にはかからない“現場”の物語
「ニヤニヤ、クスクス。これ、立派な映画作りの教則本です」役所広司
シカゴ国際映画祭観客賞・最優秀演技賞〈役所広司〉ほか、国内外の映画賞で高く評価された『すばらしき世界』は、佐木隆三によるノンフィクション・ノベル『身分帳』を原案に、西川美和監督が初めて原作ものの映画化に挑んだ作品だ。
本書は、原案小説との出会いから、取材と脚本の執筆、撮影から編集など、五年にわたる制作の日々を、監督自ら赤裸々に綴るエッセイ集である。
原案小説との出会い、公的機関による婚活パーティーへの潜入、長く仕事をともにしたスタッフとの別れ、刑務所での対話、『身分帳』のモデルとなった人物の足跡を辿る旅、スタッフが集う撮影前の緊張感、コロナによる編集作業の中断、出演者への思い──一本の映画の企画が立ち上がり、それが完成するまでの過程が監督の思いとともに仔細に描かれ、映画業界を目指す人や映画ファンはもちろん、多くの人に読まれるべき一冊だ。
幼い頃の記憶や街角の風景などのエッセイや、『すばらしき世界』に登場する人物の過去を描いた小説「蕎麦屋ケンちゃん失踪事件」も収録する。
文庫化にあたり、映像業界の変化に鑑み、単行本刊行後の状況を加筆するだけでなく、その後発表された三本のエッセイと、「あとがき」というには内容もボリュームも読み応え抜群の書き下ろしの文章を加えた。まさに、増補決定版!
【編集担当からのおすすめ情報】
『すばらしき世界』の主演俳優・役所広司さんから「映画作りの教則本」というお墨付きをいただきました。一つの映画作品のすべてに誠実に関わっている監督だからこそ書ける作品です。『すばらしき世界』をご覧になった方はもちろん、これから観る方にも楽しんでいただけるアナザーストーリーです。映画制作の過程を折々で描き続けた“熟成”の醍醐味をぜひご堪能ください。
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