[BOOKデータベースより]
1951年の講和条約は、領土、賠償、戦争責任などの戦後処理問題に加え、「植民地帝国」の清算という難題にも直面した。米国の思惑を背後にして講和条約体制を築く日本外交の苦闘を軸に、沖縄「密約」の問題にも迫る。
第1部 講和条約体制の形成とその揺らぎ(講和と安全保障;講和条約と領土・領域問題;戦争賠償と経済協力;講和条約と戦争責任問題;「帝国の解体」と講和条約体制の揺らぎ)
第2部 講和後のアジアと日本(日韓会談と請求権問題―いわゆる「徴用工」問題を中心に;「地域主義」をめぐる戦後アジア外交;コロンボ・プラン東京会議(一九六〇年)と日本)
第3部 沖縄返還交渉と「密約」の虚実(事前協議制をめぐる攻防と「核密約」;沖縄「密約」の構図)
1951年の講和条約は、領土・領域、賠償、戦争責任などの「敗者」としての戦後処理問題に加え、「植民地帝国」の清算という難題にも直面した。米国の思惑にも左右されながら、日本外交はこれらの課題にいかに対応し、講和条約体制を築いていったのか。その形成過程と揺らぎを軸に、領土と安全保障問題が交錯する沖縄「密約」の問題にも迫る。
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