[BOOKデータベースより]
全日本柔道連盟強化選手2,003名のべ5,132件の心理データ分析による研究。内田クレペリン検査法の第1系列判定についても解説。
1 はじめに(アスリートのメンタルサポート;スポーツ支援と内田クレペリン検査法 ほか)
2 内田クレペリン検査法について(第1系列と第2系列の判定;第1系列判定の特徴 ほか)
3 研究報告(性別・年齢区分別初回検査時データの分析;最高精神健康度及び最高作業量段階に関する分析 ほか)
4 人柄10類型16種類精神健康度別個人記録
船越正康大阪教育大学名誉教授が、全日本柔道連盟のメンタルサポートに関わり、収集・保存に努めてきた40年間のデータ。
集積された内田クレペリン検査の膨大な紙データを、著者ら研究チームが、煩雑なアナログ作業を経てデータ整理し、トップアスリートの心理データ分析研究としてまとめたもの。
今後は様々な分野の研究から得られた知見がつながりを持って互いに刺激しあい発展していく時代となる。トップアスリート研究は、経験だけに基づく従来の指導から脱却して、一人ひとりの可能性を追求することが幸福を追求することと同じ方向のベクトルで捉えられる時代へと移行するための一助になるのではないかと考えている。この研究が少しでも今後の研究の刺激の一つとして役立てたら幸いである。(「あとがき」より抜粋)