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[BOOKデータベースより]
第1部 「省察」をめぐる理論的・制度的・研究的動向とその特徴(D.ショーンの省察的実践者論と日本の教師教育研究におけるその導入;日本の教員養成研究における省察概念隆盛の展開とその諸要因;大学・大学院の教員養成における「省察」の制度的受容;教科教育の研究領域における「省察」の受容・展開とその課題)
[日販商品データベースより]第2部 教師教育実践における「省察」概念に関する事例研究(教師教育に携わる大学教員の「省察」概念の再構築;教師教育に携わる大学教員の省察をめぐる問い直しと新たな視点―大学教員の語りを起点とした提起;教師教育に携わる大学教員が向き合う「省察」言説の特徴と展望;教職大学院生に省察―国立教職大学院を対象とした質問紙調査から)
第3部 教師教育における「省察」をめぐる海外での展開動向―米・英を中心に(NPM型改革下の教師教育スタンダード政策における省察概念;米国の教師教育における「省察」言説と「社会正義」志向;イングランドの教師教育における「省察」言説―「省察」の広がりを問い直す)
現在、教師の専門性の中核を成す理念として受け入れられ、教師教育に関する研究、
養成教育や現職研修等の教師教育に関する実践などに広範に組み込まれている「省察(reflection)」。
「省察」に関わる現状をさまざまな視点からラディカル(根源的・徹底的)かつクリティカル
(批判的=「権威性」「前提的枠組み」までも問い質す)に省察する必要があるのではないか。
大学における教員養成の「省察」言説を相対化し、不可視化された問題状況を明らかにする。
今一度、「『省察』を問い直す」。
第?部では、日本の教師教育領域における「省察」の受容と展開・普及の実態に
関する理論的・制度的・研究的動向とその特徴について分析。
第?部では、「省察(reflection)」概念が教師教育に携わる大学教員にどのように受けとめられ、
いかなる形で実践化されており、その中でどのような困難や葛藤が生まれているか、
大学教員の事例をもとに見いだす。
また、学ぶ側の教職大学院生の「省察」概念の捉え方にはどのような特徴があるか、
「省察」の経験がどのように語られるのか、
教職大学院生を対象に実施した質問紙調査の結果から論考を行う。
第?部では、「省察」をめぐる海外(欧米,特に米国とイングランド)
での動向について検討することによって、日本の省察をめぐる展開過程を相対化し、
本書の主題である「『省察』を問い直す」に迫る。
【執筆者】
*山?準二 静岡大学名誉教授
三品陽平 愛知県立芸術大学准教授
長谷川哲也 岐阜大学教育学部准教授
村井大介 静岡大学教育学部准教授
*浜田博文 筑波大学人間系教授
?谷哲也 鹿児島大学教育学部准教授
山内絵美理 東海大学ティーチングクオリフィケーションセンター助教
田中里佳 三重大学教育学部教授
菊地原 守 鹿屋体育大学講師
*高野和子 明治大学名誉教授
朝倉雅史 筑波大学人間系助教
?野貴大 茨城大学学術研究院教育学野講師
栗原 崚 学習院大学人文科学研究所客員所員
(執筆順,*印編者)