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[BOOKデータベースより]
古代中国に登場し、時にそれは「数術」とも称され、以降中国において思想的にも政治的にも重要な役割を果たすこととなる学問分野のひとつ、「術数」―。本書は、術数をめぐりさまざまな観点が提示されているなか、幅広い文化的現象を統合する用語として“術数文化”というキータームを設定する―。こうすることで文化の多面的な読み解きを可能にできないか?天文占文献二十三種解題収録。
第1部 “術数文化”の世界―その成立と展開(「術数」概念をめぐる省察;陰陽五行説と数;中国の天文学―太陽の運行と蝕への理解を中心に;世宗期の天文暦算学における中国知識の受容 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 “術数文化”研究の最前線(董仲舒の符瑞思想―その特徴と継承;中国兵学における五星占の理について;古代中国占術理論の検証―馬王堆漢墓帛書と銀雀山漢墓竹簡の風占の比較;稀有な「狐鳴占」に関する文献とそれに関連した問題 ほか)
第3部 東アジアにおける天文占知識の形成と伝播(天文占文献二十三種解題)
古代中国に登場し、時にそれは「数術」とも称され、以降中国において思想的にも政治的にも重要な役割を果たすこととなる学問分野のひとつ「術数」。
本書では、その術数をめぐりさまざまな観点が提示されているなか、幅広い文化的現象を統合する用語として〈術数文化〉というキータームを設定する。
東アジア地域文化の共通性や独自性、そしてそれらの複雑な絡み合いを読み解くタームとして〈術数文化〉を使用することにより、多面的な文化の読み解きが可能になるのではないか。
術数の多側面的・多分野的・多地域的な広がりに関心の重点を置き、ディシプリンの分岐や一国史観・一地域史観の壁を超えて、東アジアの歴史上に現れた術数の姿を捉える、総勢27名による野心的な論文集。
執筆者は、水口拓寿/清水浩子/田中良明/橋あやの/鄭淳一/山口えり/山下克明/マティアス・ハイエク/佐々木聡/洲脇武志/佐野誠子/山崎藍/深澤瞳/宇野瑞木/松浦史子/小塩慶/ファム・レ・フイ/名和敏光/三浦雄城/椛島雅弘/小倉聖/王祥偉/游自勇/朴杰淳/押川信久/裴伯釣。
【本書は実に多彩な執筆者陣による実に豊潤な内容となっている。もちろん、本書によって〈術数文化〉がすべてわかるわけではない。〈術数文化〉研究は、ようやくスタートを切ったばかりの「若い」研究である。読者諸氏においては、まずは本書により〈術数文化〉という世界があること、そして、それが非常に魅力的な世界であることを感じていただければ幸いである。】……「序」より