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[BOOKデータベースより]
これで「神社」と「神道」がわかる―。神道が育む共生の智慧、日本文化の基盤に息づく姿、神社が果たしている現代的な役割を知る。日本神話にはじまり、森や動物、地名、建築、疫病、相撲、天気など幅広いジャンルとのかかわりを取り上げ、その「多面性」を明確にする一般向け教養書。
多様性を許容し合う社会―神道理解の可能性
[日販商品データベースより]日本神話が伝える豊かな世界観―今を生きる私たちへのメッセージ
日々、神々を祀り、神を丁重に敬う―清く明るくより良く生きる
神道を暮らしに活かす―いま一度知りたい「神社の役割」
人々の暮らしと神社―いつも見守り安寧をもたらす
少子高齢化の進行と過疎化―地域の宗教施設が直面する課題
元気な子供の声が聞こえる鎮守の森―神社での「人間教育」
神前を守護するさまざまな「神使」―地域神社の由縁や人々の祈り
工匠の技で築く―「文化共存の姿」
感染症の厄難と神社―防疫を願う人の心に寄り添う
あらゆる場所に神を祀り安寧を願う―現代社会における鎮守の神
相撲の歴史と神道―五穀豊穣を祈念し、豊凶を占う
民間信仰で奉斎される石碑や石塔―神々の共生の姿
貴重な資材をよりよく生かす―式年遷宮に見る持続可能な開発
未来を共に―なくてはならない自然の恵み
動植物の彫刻で精神世界を伝える―時代とともに発展を遂げた社寺建築
平和・幸福を希求―人々の祈りと神社とのつながり
地名と神社―歴史や伝統を後世に残す努力を
御神木・地域の森林の大切さ―いかに後世に守り伝えていくか
豊かな実りをもたらす神助に感謝―神々と酒との縁に思いを馳せる〔ほか〕
日本固有の宗教として古くから信仰され、継承されてきた神道(しんとう)について、現代社会に生きるわたしたちの日常生活の中に、それがどのような形で存在しているのか、そして、わたしたちにとってどのような意味を持つものなのかを明らかにしようとする試み。
本書において、神道を理解する“鍵”として提示されるのが「多様性」と「多面性」という概念である。これらを解明するための具体例として、樹木や森・動物・酒・菓子・天気・風・厄災・地名・建築・彫刻・文様や紋章・疫病・相撲などを挙げて、その一つ一つを神道の目線でもって捉え直し、神道がわたしたちの暮らしの中に自然な形で入っていて、わたしたちの生活や人生を支えていることを浮き彫りにする。
また近年では、人気アニメの舞台として取り上げられた神社が聖地視されて、アニメファンや若者たちが集まる場となったり、絵馬の奉納を目的とする巡礼が流行していることなども取り上げられ、神道がわたしたちの日常の中に浸透していて、わたしたちと不可分の存在であることがわかる。
戦後、日本国憲法では、「すべて国民は、個人として尊重される」(第十三条)と定められ、「個」としてのあり方が大切にされる社会となり、わたしたちはその価値観を重んじ、享受している。と同時に、わたしたちは「個」としてのみ存在するのではなく、社会的な存在でもある。時に社会という荒波に投げ出される「個」としてのわたしたちをつなぎ合わせる役割を担うものとしての神道を、改めて見直すきっかけとなればとの願いを込めて著された一冊。