[BOOKデータベースより]
ミン・ジン・リーの小説とそれを原作にしたドラマ『PACHINKOパチンコ』を読み解き、その歴史表象や在日表象から、日韓の歴史認識問題、歴史修正主義の台頭、グローバルなメディア市場で歴史が物語として流通するポリティクスを多角的に検証する。
グローバルな物語としての『パチンコ』―小説からドラマへ
第1部 国際シンポジウムの記録(基調講演『パチンコ』と在日コリアンの「社会資本」―歴史とフィクションのはざま;座談会ドラマ『パチンコ』から考えるグローバル・メディア時代の記憶と忘却)
第2部 『パチンコ』を読み解く(ドラマ『パチンコ』の「在日」表象を可能にしたもの;植民地時代を描くことの難しさ―創作者の立場から;ドラマ『パチンコ』が映し出す世界と「Zainichi」の生―猪飼野の路地からみえる「世界」 ほか)
第3部 『パチンコ』と歴史表象のポリティクス(世界は『パチンコ』をどう観たか―三言語・アジア・移民の物語;なぜ日本では『パチンコ』がはやらなかったのか;『パチンコ』とOTTナラティブのリアリティー―受容者資源論との接点 ほか)
ドラマ『パチンコ』が描く1910年代から80年代までの在日コリアン家族の波乱に満ちた人生を読み解くことで、戦前から戦後までの日本の風景、在日コリアンの苦難や差別、物語に通底する植民地主義の暴力性や記憶を掘り起こし、東アジアでの歴史対話の可能性を探る。
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