精神の場所

ベルクソンとフランス・スピリチュアリスム

青土社
杉山直樹　

• 価格: 2,860円（本体2,600円＋税）
• 発行年月: 2024年02月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784791776269

内容情報

[BOOKデータベースより]

２０世紀の思想に大きな影響を与えた哲学者が展開した、圧巻の生の哲学。自由なる「精神」の実在を説く「フランス・スピリチュアリスム」の潮流のただ中にありながらも、ベルクソンは従来の概念を組み換え、問題をずらし、独特の思想へと進んでいく。彼が擁護する「精神」、そしてその「自由」とは何か。ベルクソンは「精神」にいかなる「場所」を与えたのか。１９世紀以後のフランス哲学の展開を背景にしての読解、そしてさまざまな哲学者との対話を通じて、ベルクソン哲学の隠された相貌を新たに描き出す。

１　フランス・スピリチュアリスムの諸相（思考と動くもの―ラヴェッソンとベルクソン；Ｊ．Ｓ．ミルとフランス・スピリチュアリスム；ラシュリエと「フランス・イデアリスム」の形成）
２　ベルクソン的「精神」とその場所（精神の場所―エピステモロジーとスピリチュアリスムとの間で；自発性を飼い馴らす；ベルクソンにおける行為と認識―一つの素描）
３　さらなる展開のために（スピノザとベルクソン―“実在の思惟”をめぐって；フッサールとベルクソン―二つの「幾何学の起源」）

[日販商品データベースより]

20世紀の思想に大きな影響を与えた哲学者が展開した、 圧巻の生の哲学
自由なる「精神」の実在を説く「フランス・スピリチュアリスム」の潮流のただ中にありながらも、ベルクソンは従来の概念を組み換え、問題をずらし、独特の思想へと進んでいく。彼が擁護する「精神」、そしてその「自由」とは何か。ベルクソンは「精神」にいかなる「場所」を与えたのか。十九世紀以後のフランス哲学の展開を背景にしての読解、そしてさまざまな哲学者との対話を通じて、ベルクソン哲学の隠された相貌を新たに描き出す。