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[BOOKデータベースより]
開始から12年、全国千ヶ所以上に広がる「まちライブラリー」。提唱者の体験と運営者・利用者・関係者への聴き取りをもとに、自生的な場づくりの鍵を考察する。
第1章 まちライブラリーが生まれた背景と基本概念
[日販商品データベースより]第2章 まちライブラリーの実践活動から得た知見
第3章 まちライブラリーの広がりと多様性
第4章 まちライブラリー運営者と利用者の実態
第5章 地域と人とまちライブラリー
第6章 まちライブラリーを活用した場づくりとは
第7章 計画性や制度から自由で、自生的に生まれるまちライブラリー―知の哲人からの気づき
第8章 「個」が主役になるまちライブラリー
〈本を核に本や人との出会いを目指す活動であれば、まちライブラリー〉というおおらかな考えのもとで著者が提唱し、個々の人の参画・運営によって全国に千ヶ所以上形成されてきた「まちライブラリー」。始まりから12年、まちライブラリーはどのように広がってきたのか。運営者・利用者へのアンケート、関係者へのヒアリングから分析、考察する。
そこから浮かび上がってくるのは、「自生的」「社会的連坦」「日常」「主観」「自由」といった言葉で語ることのできる、人と人とのゆるやかなつながりだ。
地域の場づくりやコミュニティ形成をうながし、そこに関わる個々の人がやりがいやいきがいを感じる活動の鍵を明らかにする、小さくも示唆に富んだ一冊。
〈まちの生活は特定の日だけが充実していれば良いわけではない。日々の生活の中にあるちょっとした発見や憩いの重要性を考えると、日常性というものが何よりも大切であるということではないだろうか。ここに個々の人がまちライブラリーに惹きつけられていく大きな要因があると思う。〉(第8章 「個」が主役になるまちライブラリー)