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[BOOKデータベースより]
祖父・漱石のこと、残された夏目家の人々のその後―個性豊かな親族たちとのエピソードを漱石の孫にして、半藤一利の妻が綴った滋味あふれるエッセイ集。
第1部 ああ漱石山房(まぼろしの漱石文学館;漱石記念館への道)
[日販商品データベースより]第2部 祖母・鏡子の「それから」の人生(漱石夫人は占い好き;中根家の四姉妹;漱石夫人と猫;祖母鏡子と私)
第3部 松岡譲・筆子 父母の春秋(父・松岡譲のこと;祖母夏目鏡子と父松岡譲 ほか)
第4部 夏目家をめぐる小事件(漱石の長襦袢;難行苦行の十七文字 ほか)
漱石亡きあと、残された夏目家の人々はどう生きたのか――。
日本近代文学の巨人・夏目漱石の孫にして、作家・半藤一利の妻でもある著者が綴る、個性豊かな親族たちとのエピソード。
当時を生きた著者だけが知る、夏目家に関するエッセイを集めた、滋味あふれる一冊。
「漱石の顔が千円札に登場した時、『お祖父さんがお札になるってどんなお気持?』とよく訊かれた。母筆子は、『へーえ、お祖父ちゃまがお札にねぇ。お金に縁のあった人とは思えないけど』という感想を述べたが、私にはこれといった感慨は湧かなかった。漱石にお祖父さんという特別な親しみを抱いたことがなかったからかもしれない。それは一つには四十九歳で没したため、私が漱石に抱かれたりした記憶を持たないせいであろう。しかし一番の理由は母が折に触れて語ってくれた漱石の思い出が、余りにも惨憺たるものだったからであると思う」――本書「母のこと・祖母のこと」より。