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【2024年08月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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立涌(たてわく)
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酸いも甘いも猫ちゃんと一緒に!
猫社会のLGBT問題を題材にしながらも、ユーモアを交えて話が展開していきます。読み進めていくと迷路に引き込まれたような気分になります。主人公の猫はもちろんのこと、登場人物や動物に感情移入してしまう。私自身が土に潜ったり、洗濯物にぶら下がったり、宇宙船に乗ることもできるのです。そして、その時々の感情が複雑であり、可笑しくもあります。これが私が楽しく読むことができた一番の理由だと思います。また、戦後日本の真実を知ることができる、エッジの効いた作品です。ほか2作の短編は、どこか懐かしく、コミカルで、ほのぼのとした不思議な話だと思いました。
[BOOKデータベースより]
夏目漱石から直系5代目の弟子が猫を書いたらこうなった!地球観察のため、三毛ネコの体を乗っ取って寄生した宇宙人が住み着いたのは、地方都市郊外のありふれた家庭だった。そして、そこに待っていたのは、野良ネコ同士のいがみ合い、LGBT問題、変態息子の存在…。次から次へと起こる無理難題をどう解決する!どん底に活きる猫たちにも夢と希望はあった!