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音と耳に関わる現代アートの四つの系譜
ナカニシヤ出版 中川克志
点
音や聴覚を意識した視覚芸術か、あるいは、音楽の枠組みを超えた音響芸術か。音や聴覚にまつわる様々な作品が一見雑多に包摂される「サウンド・アート」という曖昧で魅力的な芸術の領域は、どのように成立したのか。視覚美術、音響芸術、メディア・アート、サウンド・インスタレーションという四つの文脈から、各系譜を丹念に辿り、徹底的に整理・解説する!
第1章 サウンド・アートの系譜学に向けて―四つの系譜の提案第2章 音のある美術―視覚美術の文脈から出現した系譜第3章 音楽を拡大する音響技術(一)―音楽の内部で展開する系譜第4章 音楽を拡大する音響技術(二)―音楽の外部を志向する系譜第5章 聴覚性に応答する芸術―音響再生産技術の一般化に応答する芸術実践の系譜第6章 サウンド・インスタレーション―音や聴覚を主題として視聴覚で経験する系譜第7章 まとめにかえて附論 「Soundings:A Contemporary Score」展(MoMA、NY、二〇一三年八月一〇日より十一月三日まで)
音や聴覚を意識した視覚芸術か、あるいは、音楽の枠組みを超えた音響芸術か――美術・音楽・メディア・空間の交錯点に迫る音や聴覚にまつわる様々な作品が一見雑多に包摂される「サウンド・アート」という曖昧で魅力的な芸術の領域は、どのように成立したのか。視覚美術、音響芸術、音響再生産技術への注目、サウンド・インスタレーションという四つの文脈から、各系譜を丹念に辿り、徹底的に整理・解説する!私はサウンド・アートとは何かと問われたときに、サウンド・アートは、広い意味で音や聴覚に関わるアートを意味するラベル、あるいはジャンル名である、と答えるようにしている。単なる音楽でも単なる視覚美術でもないが、音楽でも美術でもないまったくの別もの、というわけでもない。つまりサウンド・アートには厳密な定義はなく、個々の論者や作例によってその意味するところは異なる。とはいえ、サウンド・アートという言葉で参照される大まかな領域は存在する。本書が扱うのはその漠たる領域である。「はじめに」より〓著者紹介中川 克志(ナカガワ カツシ)1975年生まれ。京都大学大学院文学研究科美学美術史専修博士後期課程修了。博士(文学)。専門は音響文化論。19世紀後半以降の芸術における音の歴史、理論、哲学(音のある芸術、サウンド・アート研究、音響メディア論、ポピュラー音楽研究、サウンド・スタディーズなど)。現在、横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授。都市科学部都市社会共生学科、都市イノベーション学府建築都市文化専攻都市文化系(芸術文化領域)、Y-GSCのスタッフ。主な業績に、共著『音響メディア史』(2015年、ナカニシヤ出版)、共訳ジョナサン・スターン『聞こえくる過去――音響再生産の文化的起源』(2015年、インスクリプト)、「日本における〈音のある芸術の歴史〉を目指して――1950〓90年代の雑誌『美術手帖』を中心に」(細川周平(編)『音と耳から考える――歴史・身体・テクノロジー』(2021年、アルテスパブリッシング)収録)など。
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[BOOKデータベースより]
音や聴覚を意識した視覚芸術か、あるいは、音楽の枠組みを超えた音響芸術か。音や聴覚にまつわる様々な作品が一見雑多に包摂される「サウンド・アート」という曖昧で魅力的な芸術の領域は、どのように成立したのか。視覚美術、音響芸術、メディア・アート、サウンド・インスタレーションという四つの文脈から、各系譜を丹念に辿り、徹底的に整理・解説する!
第1章 サウンド・アートの系譜学に向けて―四つの系譜の提案
[日販商品データベースより]第2章 音のある美術―視覚美術の文脈から出現した系譜
第3章 音楽を拡大する音響技術(一)―音楽の内部で展開する系譜
第4章 音楽を拡大する音響技術(二)―音楽の外部を志向する系譜
第5章 聴覚性に応答する芸術―音響再生産技術の一般化に応答する芸術実践の系譜
第6章 サウンド・インスタレーション―音や聴覚を主題として視聴覚で経験する系譜
第7章 まとめにかえて
附論 「Soundings:A Contemporary Score」展(MoMA、NY、二〇一三年八月一〇日より十一月三日まで)
音や聴覚を意識した視覚芸術か、あるいは、音楽の枠組みを超えた音響芸術か――美術・音楽・メディア・空間の交錯点に迫る
音や聴覚にまつわる様々な作品が一見雑多に包摂される「サウンド・アート」という曖昧で魅力的な芸術の領域は、どのように成立したのか。視覚美術、音響芸術、音響再生産技術への注目、サウンド・インスタレーションという四つの文脈から、各系譜を丹念に辿り、徹底的に整理・解説する!
私はサウンド・アートとは何かと問われたときに、サウンド・アートは、広い意味で音や聴覚に関わるアートを意味するラベル、あるいはジャンル名である、と答えるようにしている。単なる音楽でも単なる視覚美術でもないが、音楽でも美術でもないまったくの別もの、というわけでもない。つまりサウンド・アートには厳密な定義はなく、個々の論者や作例によってその意味するところは異なる。とはいえ、サウンド・アートという言葉で参照される大まかな領域は存在する。本書が扱うのはその漠たる領域である。「はじめに」より
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著者紹介
中川 克志(ナカガワ カツシ)
1975年生まれ。京都大学大学院文学研究科美学美術史専修博士後期課程修了。博士(文学)。専門は音響文化論。19世紀後半以降の芸術における音の歴史、理論、哲学(音のある芸術、サウンド・アート研究、音響メディア論、ポピュラー音楽研究、サウンド・スタディーズなど)。
現在、横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授。都市科学部都市社会共生学科、都市イノベーション学府建築都市文化専攻都市文化系(芸術文化領域)、Y-GSCのスタッフ。
主な業績に、共著『音響メディア史』(2015年、ナカニシヤ出版)、共訳ジョナサン・スターン『聞こえくる過去――音響再生産の文化的起源』(2015年、インスクリプト)、「日本における〈音のある芸術の歴史〉を目指して――1950〓90年代の雑誌『美術手帖』を中心に」(細川周平(編)『音と耳から考える――歴史・身体・テクノロジー』(2021年、アルテスパブリッシング)収録)など。