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[BOOKデータベースより]
ここに鮮やかで瑞々しいハンナ・アーレント論が誕生した。「世界」概念を軸に『活動的生』を読み解き、アーレントの著作全体の核心に近づく試論=エッセイ。
序章 世界と子どもへの讃歌としての『活動的生』―二つの詩歌をめぐって
[日販商品データベースより]第1部 世界にたいしてなぜ信頼と希望を抱くことができるのか―物の持続性と人間の出生性(活動的生とは何か―活動的生の世界維持形成機能;全体主義による人間の出生性の破壊―複数性と自発性の根絶)
第3部 世界への信頼と希望をふたたび取り戻すには何をなすべきか―世界への気遣いと子どもへの気遣い(世界への気遣いとしての活動的生―世界への信頼と希望のために(一);子どもへの気遣いとしての教育―世界への信頼と希望のために(二))
終章 この世界を故郷とするために―『活動的生』が伝えるひとつのメッセージ
〈この世界に信頼と希望、そして愛を抱いてもよいのだということ――アーレントが『活動的生』を通じて私たちに伝えようとしたのは、このあまりにも素朴な、しかしどこまでも力強い、たったひとつのメッセージである。…全体主義の時代を生きたアーレントこそ、まさにこうしたメッセージを切に求める者だったのではないか。否定されるべきものとして世界が眼前に現われる状況にあって、それでもなお、世界を否定し去ることができなかったアーレントこそ、まさにこうしたメッセージを誰よりも必要としていたのではないか〉
ここに鮮やかで瑞々しいハンナ・アーレント論が誕生した。26歳の著者は、アーレントの主著のひとつ『活動的生』(『人間の条件』ドイツ語版)を、「世界」概念を主軸として、「労働」「制作」「行為」「始まり」「出生」などのキーワードともども、「死」「可死性」「不死性」「記憶」「忘却」「過去」「痕跡」といった一連の視座から読み解き、アーレントの著作全体に連なる核心に近づいていく。膨大な注の書きぶりも併せ、ユニークで開かれた本書は、アーレントの思想をひとつのレンズとして、この世界を新たな目で眺めることをめざした試論=エッセイとなっている。