極限環境微生物の先端科学と社会実装最前線

エヌ・ティー・エス 鍬谷書店
伊藤政博　鳴海一成　道久則之　

• 価格: 55,000円（本体50,000円＋税）
• 発行年月: 2023年12月
• 判型: Ｂ５
• ISBN: 9784860438487

内容情報

[BOOKデータベースより]

序論　極限環境微生物の先端科学と産業利用の可能性
第１編　極限環境微生物の基盤研究（極限環境微生物のカルチャーコレクションの役割；極限環境微生物のエネルギー変換メカニズム；高／低温環境適応　ほか）
第２編　極限環境微生物の探索と解析（新規極限環境微生物の探索；極限環境微生物の解析）
第３編　社会実装研究（ゲノムマイニング法を用いた天然化合物の探索；極限環境酵素／タンパク質の機能解析；極限環境酵素の作用機構　ほか）

[日販商品データベースより]

◆あらゆる分野で人類の未来を切り開く可能性を秘める極限環境微生物、その最新の知見を体系的に解説！
◆地球上で最も過酷な環境で生きる微生物、その姿や生態、進化、役割から、それらを活用した産業応用の最新事情を紹介！
◆過酷な場所で生きる極限環境微生物、それらを利用した革新的な技術や社会貢献も詳解！

極限環境（熱水、強酸性、強アルカリ性、飽和食塩水、高濃度環境汚染物質、超高圧、超高温など）下で生き抜く極限環境微生物、研究の歴史は50数年と比較的若い学問分野であるが、世界中の科学者と研究者が精力的に取り組む研究領域であり、現在でも新種が多数発見されている。
また、その特異な細菌学的性質や生化学的性質を新たな生物資源として産業的に利用しようとする研究も盛んに行われており、バイオテクノロジー分野のみならず産業界で果たす役割も年々拡がってきていることから、今後ますますの需要の急拡大が予想されている。

本書は、生命の起源から産業応用まで幅広い可能性を秘めている極限環境微生物について、細菌学的・生化学的性質の基礎から最新の知見まで体系的に詳解、さらに極限環境微生物が持つタンパク質、特に極限酵素を中心とした最新の応用研究と社会実装について、開発事例を含め紹介する。
日本国内の極限環境生物関連の研究者全66名が集結、多様なテーマによる最新の研究成果を網羅した、約10年ぶりの大型専門書となる1冊。

【主な目次】
序論　極限環境微生物の先端科学と産業利用の可能性
第1編　極限環境微生物の基盤研究
　第1章　極限環境微生物のカルチャーコレクションの役割
　第2章　極限環境微生物のエネルギー変換メカニズム
　第3章　高/低温環境適応
　第4章　酸性/アルカリ性/塩性環境適応
　第5章　その他極限環境適応
第2編　極限環境微生物の探索と解析
　第1章　新規極限環境微生物の探索
　第2章　極限環境微生物の解析
第3編　社会実装研究
　第1章　ゲノムマイニング法を用いた天然化合物の探索
　第2章　極限環境酵素/タンパク質の機能解析
　第3章　極限環境酵素の作用機構
　第4章　材料開発と社会実装