- 紫式部と藤原道長
-
平安貴族の栄華と暗闘
中公ムック 歴史と人物 17
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2023年12月
- 判型
- A4変
- ISBN
- 9784128001514
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[日販商品データベースより]
第1章 紫式部と『源氏物語』
紫式部とは何者か。世界的にその名を知られていながら、その生没年すら明確ではない。議論百出の諸説を整理して、わかるかぎりの紫式部像を提示する。さらに、『源氏物語』のあらすじはもちろん、作品の特徴や見どころ、どのように読まれていったのか、その後の影響など、『源氏物語』をめぐるエッセンスを解説。
・『源氏物語』あらすじ(すごろく風な構成で)/『源氏物語』と王朝文学/『源氏物語』に見る紫式部と一条朝/『源氏物語』に見る貴族の信仰と呪術(神仏習合、末法思想=浄土教、陰陽道)など
第2章 平安遷都と政治体制
遷都を経て、平安初期からの政治体制、摂関政治にいたるまでの流れ。「藤原北家の権力闘争史」が章のテーマで、加えて、時代全体の政治経済システムも概略。
・桓武親政と平安遷都ー藤原北家の失脚と復活/平安初期の政治改革ー地方と貴族社会の変容/律令官僚制の再編/「格式」の導入/令外官の接地/検非違使
第3章 藤原道長と摂関政治
北家の中で、小野宮流(道隆)から九条流(兼家→道長)に権力が移行する流れを叙述。
・権力闘争に勝利した藤原北家/院政/摂関体制の成長期ー藤原忠平から道長へ/摂関体制全盛期ー藤原道長・頼通父子/摂関体制の衰亡ー白河・鳥羽院政へ
第4章 平安貴族の暮らし
『源氏物語』はじめ王朝文学作品などを例にあげながら解説する。有職故実もわかりやすく解説。天皇と貴族の生活史が中心。
・平安京と内裏・大内裏(環境や設計面から)/平安貴族(男女)の一日24時間(衣食住)/学問と教育/服装/宮中の年中行事と具注暦/さまざまな芸能者(貴族との接点として)
コラム
・聖地熊野詣で/元は渡来系の居住地/幻の法成寺/殿上人は何を食べていた?/人糞処理のシステム/ゴキブリが登場する古文書/公家たちの結婚/天皇の装束変遷/芸能者の群れ――など。