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[BOOKデータベースより]
第1章 統計力学のための準備(統計力学について;確率と統計についての補足;積分;熱力学のまとめ;1章の問題)
[日販商品データベースより]第2章 小正準分布(ミクロカノニカル分布)(等確率の原理;量子力学による箱の中の自由粒子の取り扱い ほか)
第3章 正準分布(カノニカル分布)(正準分布の定義;正準分布による自由粒子 ほか)
第4章 大正準分布(グランドカノニカル分布)(大正準分布の定義;量子力学における同種粒子;自由Fermi粒子;自由Bose粒子)
第5章 各章の問題の解答(1章の問題の解答;2章の問題の解答;3章の問題の解答;4章の問題の解答)
平均的なレベルの物理学科の大学生にあわせた「統計力学」の教科書である。まず、統計力学の理論的基礎である小正準分布(ミクロカノニカル分布)が多くの例とともに詳細に解説される。その後、より実用的な正準分布(カノニカル分布)が小正準分布の理論に基づいて導入され、これを用いて「局在電子による常磁性」「格子振動による固体の比熱」「熱放射」など具体的な問題の熱力学的性質が調べられる。さらに、大正準分布(グランドカノニカル分布)が導入され、これを用いて「量子気体」である「電子系」「Bose凝縮転移」の性質が議論される。
本書では、常磁性、熱放射や結晶格子振動と自由電子の寄与による金属の比熱など、応用例がバランスよく含まれ、実用にも配慮されている。そして、読者の理解を深め、計算力を培うため、章末に演習問題およびその解答を入れている。