- ゴルフの好きな人もそうでない人も知ってほしい 列島ゴルフ場の科学
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大阪公立大学出版会 地方・小出版流通センター
伊藤幹二 伊藤操子- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2023年10月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784909933584
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【2012年03月発売】
[BOOKデータベースより]
序章 「列島ゴルフ場の科学」とは
[日販商品データベースより]第1部 土地利用史と風土が特徴づける日本のゴルフ場(世界に類を見ない存在様式;ゴルフ場ができる以前の植生史;日本の社会経済的環境とゴルフ場造成史;ゴルフ場はそもそもどう発祥し発達してきたのか;市民・住民視点からのゴルフ場)
第2部 ゴルフ場の緑地機能とその地域的役割(日本のゴルフ場緑地の構造;ゴルフ場植生の表土保全機能;ゴルフ場緑地を構成要素とする里山樹林;地域の環境資産へのゴルフ場緑地の役割)
第3部 植生管理現場の視点で見たゴルフ場緑地(植生管理の現状;主な生物害の実態と対応;直面する人材と経費不足の危機;グリーンキーパーが実感する自然環境保全)
第4部 日本の環境資源としてのゴルフ場の未来(ゴルフ場の地場産業としての存在意義;地域のグリーンインフラとゴルフ場;気候変動とゴルフ場の役割;ゴルフ場活用に向けてのビジネスモデルづくり)
荒廃が進む里地・里山、そこで生み出される生態系サービスに従事していた人や利用していた人も少なくなりつつある今、そうした地域の緑地生態系をいかに改善し維持していくかは喫緊の課題と考えられます。このような中、列島に広がる日本特有の風土と土地利用史を背景としたゴルフ場の存在は、その答えの重要な部分を担っていると言えます。ゴルフ場とは、本来の利用目的としての芝生植生に加えて、これを取り巻く多様な樹林や大小の水辺から成る緑地です。その歴史と機能を丁寧に見直せば、地域生態系の中での役割が見えてきます。本書は、日本のゴルフ場を地域自然資産としての視点で俯瞰し、列島の植生利用史・風土の流れの中で緑地としての多様な機能を評価するとともに、その価値の次世代への継承を試みることが本旨です。世界に類を見ない日本のゴルフ場の‘いま’が分かる一冊です。