この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 「無伴奏チェロ組曲」を求めて 新装版
-
価格:3,960円(本体3,600円+税)
【2020年12月発売】
- 比類なきモーツァルト
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2010年08月発売】
ゲスト さん (ログイン) |
![]() |
オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)など在庫も充実
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
価格:3,960円(本体3,600円+税)
【2020年12月発売】
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2010年08月発売】
[BOOKデータベースより]
マリーヤ#ユーディナ(1899‐1970)。スターリン本人を手紙で批判して銃殺されず、リヒテルなどが「太陽のように崇めた」ロシアの伝説的ピアニストである。庵に住んで「窓の月」を唯一の持物とした良寛。「丈夫ナカラダ」に憧れながら、農民のための肥料設計に命を削った宮沢賢治。ベートーヴェン、カザルス、チェーホフ、石牟礼道子、樹木希林など、私たちにもなじみのある“群像”とともにユーディナの生き方を描く。人の嘆き、悲しみ、おののきを自らのものとするピアニストの音色。ユーディナの演奏は内的な力が外へと放熱し、音楽そのものとなって彼方へと向かった。専門にとじこもらず、命を使う場がピアノより大きかった比類なきピアニストの光跡。
第1章 白いカラス
[日販商品データベースより]第2章 犬にも暖かさを
第3章 赤の他人の命
第4章 「私はまず第一に人間である」
第5章 生活と暮らし
第6章 「皆濁り」
第7章 「よく用いられた一生」
第8章 自分と身分、あるいは交響曲第七番
マリーヤ・ユーディナ(1899-1970)。スターリン本人を手紙で批判して銃殺されず、リヒテルなどが「太陽のように崇めた」ロシアの伝説的ピアニストである。
二枚の黒衣しか持たず(一枚は演奏会用)、年金をすべて貧しい人、助けを求める人に使い、自分は病身で借金まみれ。冬物のコートがなく、リューマチなのに満足な靴もなく、賃貸のピアノの借料が払えない。無防備が人生の原則で、人の不幸を知ってしまったら、財布にいくらあるかを考えない。自分の心を裏切らない、意に沿わないことはやらない。最後まで他者救済に自分を活用し、ピアニスト以前に人間であった。
庵に住んで「窓の月」を唯一の持物とした良寛。「丈夫ナカラダ」に憧れながら、農民のための肥料設計に命を削った宮沢賢治。ベートーヴェン、カザルス、チェーホフ、石牟礼道子、樹木希林など、私たちにもなじみのある〈群像〉とともにユーディナの生き方を描く。
人の嘆き、悲しみ、おののきを自らのものとするピアニストの音色。ユーディナの演奏は内的な力が外へと放熱し、音楽そのものとなって彼方へと向かった。
専門にとじこもらず、命を使う場がピアノより大きかった比類なきピアニストの光跡。