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[BOOKデータベースより]
十三世紀、モンゴル帝国がアジアとヨーロッパの文明をつなぎ世界史が生まれた。ロシアを紐解けば世界がわかる!アイデンティティもわからない、イデオロギーも失われた国の焦燥はどこからくるのか?
プロローグ いまなぜユーラシアから見た世界認識が必要なのか
[日販商品データベースより]第1章 巻頭特別講義 入門・岡田史学
第2章 ロシア史に隠された矛盾―ユーラシア史からロシアの深層を見る
第3章 国境を越える相互作用
第4章 中国がめざす「モンゴル帝国の再現」―「一帯一路」とは
第5章 ロシア、中国はモンゴル帝国の呪縛から解放されるか?
アイデンティティーもわからない、
イデオロギーも失われた国の焦燥はどこから来るのか?
ロシアを紐解けば世界がわかる!
「偉大なるロシアの復活」を標榜してウクライナ侵攻を続けるプーチンのロシア。一体、プーチンの描くロシアとは、何百年前の、どのようなロシアなのか? ロシア人とはどのようなルーツの人々なのか?
習近平の中国もまた「一帯一路構想」を提唱するが、ユーラシア大陸全体を支配する世界覇権をめざしているに等しい。
「文明と文明の衝突の戦場では、歴史は、自分の立場を正当化する武器になる」と著者
は説きます。ところが、「イスラム文明の内部では歴史学は意義の軽いものにすぎず、
地理学の補助分野」であり「いまでもイスラム諸国は、イスラエルやヨーロッパ・アメ
リカ諸国との関係において、自分の言い分がなかなか通せず、つねに不利な立場に立た
されている」。また日本でも、自虐史観に反発する人は対抗するものとして日本神話を
持ち出したりするように、「歴史とは自分たちが納得できるように過去を説明するスト
ーリーであり、文化や立場、国ごとの世界感や歴史認識により、その筋書きが違ってく
る。よって、史実が明らかにさえなれば、紛争の当事者双方が納得し、問題が解決する
というようなものではない」……と本書には、まさに現代の不安定な世界情勢を読み解
く「歴史認識」への示唆が凝縮されています。
著者の夫であり師である碩学、岡田(故岡田英弘)史観のエッセンスを紐解きながら、
日本人にとっての世界史理解、世界で果たすべき役割に導く内容です。