[BOOKデータベースより]
当事者ではないし、支援者でもない。「はじっこのポジション」で続けてきたささやかな市民活動。障がい児の教育問題、介護保険を巡る問題など、悩みながら考えてきた40年をふりかえるエッセイ。
第1章 「障害児を普通学校へ」の一九八〇年代(「分離教育」で育った;「連絡先」のはじまり ほか)
第2章 足踏みしていた一九九〇年代(母親としての女性たち;霧のなかのセックス ほか)
第3章 「市民福祉」を考える二〇〇〇年代(介護保険制度と出会う;「社会連帯」の個人負担 ほか)
第4章 超高齢社会で暮らすには(介護保険制度と医療;死ぬ方法 ほか)
20代前半にひょんなことから「障害児を普通学校へ・全国連絡会」の活動を支える事務局を10年間担う。当初の想定より遥かに多くの会員を抱え、膨大な事務量に心身ともに疲弊し、一旦市民活動の場を離れる。だが、知人の要請から「市民福祉サポートセンター」の発足に関わり、介護保険法の成立を求める市民活動にも加わった。
その後、組織を離れて2003年から個人で「市民福祉情報オフィス・ハスカップ」を立ち上げ、介護保険制度をテーマにメールマガジンの無料配信、セミナー企画などの活動をしている。
これまでの市民活動の軌跡を辿りながら、発見したこと、感じたこと、疑問に思ったことなどを、自身の身の回りのことにも触れながら、淡々と語る自伝エッセイ。制度の理不尽さ、市民にとってのわからなさ、異議の届かないもどかしさも綴られている。国の制度は市民のためのものなのか、改めて考えたい。
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