- 遠い唇
-
北村薫自選 日常の謎作品集
角川文庫 き24ー15
- 価格
- 858円(本体780円+税)
- 発行年月
- 2023年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784041121733
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[BOOKデータベースより]
大学の先輩からの葉書には暗号めいたアルファベットが記されていた。先輩の訃報を経て数十年後、再び暗号に挑んだ寺脇が知った真実とは?(「遠い唇」)。表題作のその後を描く「振り仰ぐ観音図」「わらいかわせみに話すなよ」を新たに収録。その他、夫が遺した和菓子から俳句の真意を読み解く「しりとり」、江戸川乱歩へのオマージュ「続・二銭銅貨」など、珠玉の全9編。作家・北村薫の頭の中が垣間見える書き下ろし自作解説も必読。
[日販商品データベースより]コーヒーの香りで思い出す学生時代。今は亡き、姉のように慕っていた先輩から届いた葉書には、謎めいたアルファベットの羅列があった。(「遠い唇」)/『吾輩は猫である』『走れメロス』……宇宙人カルロロンたちが、地球の名著と人間の不思議を解く?(「解釈」)/辛い時にすがりつきたくなる、大型犬のような同棲中の彼氏。そんな安心感満点の彼の、いつもと違う行動と、浴室にただよう甘い香り。(「パトラッシュ」)/トークショーの相手、日本通のアメリカ人大学教授の他殺死体を目撃した作家・姫宮あゆみ。教授の手が不自然な形をとっていたことが気になった姫宮は、《名探偵》巫弓彦に電話をかける――(「ビスケット」)など、2019年に刊行した全7篇に、「遠い唇」の主人公・寺脇と、『飲めば都』にも登場する女性編集者・瀬戸口まりえが出会う場面を描いた「振り仰ぐ観音図」、そして二人が再会し、句を介して関係が始まっていく様子を描いた「わらいかわせみに話すなよ」の計2篇を加え、ここに完全版として刊行!
本書は、2019年11月に小社より刊行された文庫に「振り仰ぐ観音図」(新潮文庫『もう一杯、飲む?』2021年6月刊収録)、「わらいかわせみに話すなよ」(「小説 野性時代」2021年9月号収録)を加え、サブタイトルを付したものです。