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[日販商品データベースより]
ライプニッツ(1646〓1716)が一貫してデカルトとデカルト主義を批判したことは広く知られている。ではその批判とは実際にはいかなるものであったのか。
本書はライプニッツの初期から中期にかけての書簡,論文,覚書,著作からデカルトに関連する重要な箇所を抜粋・翻訳し,四つの時期に分けて全22のテキストを収録した。
「I マインツ・パリ時代 1669〓76」:ライプニッツの師ヤコプ・トマジウス宛の書簡(1669)から始まり,デカルト運動論に対する批判を通して自身の力学的視点の萌芽が見える「デカルトの『哲学原理』に対して」(1675〓76)など。「II ハノーファー時代・初期 1678〓84」:デカルト主義者であるマルブランシュとの形而上学,数学,自然学と多岐に渡る書簡(1679)など。「III ハノーファー時代・『叙説』前後 1684〓89」:自身の形而上学を示した最初の著作『形而上学叙説』(1686)や,それを踏まえたアルノーとの書簡(1686〓88)ではさらに議論を展開させた。「IV ハノーファー時代・『新説』まで 1691〓95」:デカルト『哲学原理』の各項に対し詳細に検討した「批判的考察」(1691),そしてライプニッツの哲学の全体像が最初に示された『実体の本性と実体間の交渉ならびに魂と身体との結合についての新説』(1695)など。
さらにライプニッツのデカルト批判の妥当性の検討,両者の違いと共通点を探究する訳者による「研究ノート」も収録。本書は,デカルト哲学への批判を軸としてライプニッツの思想形成の足跡をたどる基礎資料である。