この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 韓国という鏡
-
価格:2,640円(本体2,400円+税)
【2023年02月発売】
- 乱流のホワイトハウス
-
価格:2,090円(本体1,900円+税)
【2017年07月発売】
- 堕ちた英雄
-
価格:946円(本体860円+税)
【2019年10月発売】
- アメリカ政党システムのダイナミズム 仕組みと変化の原動力
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2024年10月発売】
[BOOKデータベースより]
21世紀型戦争の特質は「物語の戦い」にある。ロシアの偽情報(物語)戦。ウクライナのゼレンスキー大統領を中心とする情報戦。ロシア・ウクライナ戦争は、戦争宣伝のみならず戦争そのものを「物語戦」として見る視点に我々を誘う。AIによる「物語生成システム」を研究する著者が、当事国の情報戦と、日本における専門家・タレント・評論家による言論戦を物語論の視点から分析。典型的な言説から浮かび上がってくる認知構造と主題を摘出し、現代戦争の物語生成システムモデル構築の可能性を探る。
序論(「大きな物語の終焉」後、物語にまみれた戦争が起こった;問題点―ロシアの強さ?そして物語)
[日販商品データベースより]第1章 ロシア・ウクライナ戦争の物語生成機構(ナラトロジーと物語生成論の構図で見るロシア・ウクライナ戦争;「物語の戦い」とその諸概念)
第2章 物語生成のポストナラトロジーの方法―理論的背景(時代の変化と物語理論の変化―ポストクラシカルナラトロジー、ポストナラトロジー;物語生成システムと認知科学・人工知能;物語生成のポストナラトロジー)
第3章 ロシアとウクライナの物語戦―交差と離反の観点から見る(豊島の著書に見る日本のロシア・ウクライナ戦争論の典型構造;プーチンとロシアの物語;ウクライナおよび支援国の物語論的対抗;ウクライナからの物語生成;物語の亀裂から覗くリアリティとそれを語る物語)
第4章 日本のロシア・ウクライナ戦争見取り図―中間報告(文献の調査・分析とロシア・ウクライナ戦争オントロジーに向けて;ロシア・ウクライナ戦争を巡る日本の物語戦の論評的考察)
結論
ロシアによるクリミア併合に始まる21世紀型戦争の特質は「物語の戦い」にある。AI「物語生成システム」を研究する著者が、ロシア・ウクライナ戦争を巡る当事国の情報戦と、日本における専門家・タレント評論家による言論の戦いを物語論の視点から分析。
目次
まえがき
序 論
1 「大きな物語の終焉」後、物語にまみれた戦争が起こった
2 問題点――ロシアの強さ? そして物語
第一章?ロシア・ウクライナ戦争の物語生成機構
1 ナラトロジーと物語生成論の構図で見るロシア・ウクライナ戦争
1・1 ロシア・ウクライナ戦争の年代記、ストーリー、物語言説
1・2 歌舞伎風物語にするとしたら
2 「物語の戦い」とその諸概念
2・1 偽情報物語とその具体例、その理論的背景
2・2 物語戦
第二章?物語生成のポストナラトロジーの方法─理論的背景
1 時代の変化と物語理論の変化――ポストクラシカルナラトロジー、ポストナラトロジー
1・1 (古典的な)ナラトロジー
1・2 ポストクラシカルナラトロジー
1・3 ポストナラトロジー
2 物語生成システムと認知科学・人工知能
2・1 物語生成システム
2・2 認知科学・人工知能としての物語生成
3 物語生成のポストナラトロジー
3・1 ポストナラトロジーから物語生成のポストナラトロジーへ
3・2 ロシア・ウクライナ戦争の統合物語生成システムモデルに向けて
第三章?ロシアとウクライナの物語戦─交差と離反の観点から見る
1 豊島の著書に見る日本のロシア・ウクライナ戦争論の典型構造
2 プーチンとロシアの物語
2・1 物書きの伝統とプーチンの「ロシア > ウクライナ」思想
2・2 プーチン=ロシアの近年の物語論的動向
3 ウクライナおよび支援国の物語論的対抗
3・1 ゼレンスキーの演説と情報発信
3・2 ウクライナ政府のロシア関係偽情報対策
3・3 娯楽的物語コンテンツ
3・4 アメリカ政府からのロシア偽情報物語への対抗
3・5 日本政府の立場と行動および日本が抱える未完物語
4 ウクライナからの物